今こっちは12月よ。だいぶこちらの冬の寒さにも慣れたわ。それにチェ・ヨンがやっと家にオンドルを作ってくれたのよ。
とっても快適!冬の間は、ベッドはやめて床にお布団敷いて寝ているわ。チェ・ヨンが夜も仕事で居ないと寒いんだもの…。彼体温が高くてあったかいから、いつも私を暖めてくれるのよ。私、昔から寒がりの暑がりだったでしょ?身体がわがままに出来てるのね。
あ!そうそう!チェ・ヨンにね私のやりたい事を相談してみたの。そしたらOKしてくれたわ。何がしたかったかと言うとね、誰でも平等に学べる無料の学校を作りたかったの。そこをメインに病院と薬草園、それからいずれチェ・ヨンが仕事を辞めた後出来る様に、剣術を学ぶ道場とマンボ姐さんに教えてもらったクッパの食堂、真ん中には子供達が遊べる公園もね。どう?良いでしょ?
チェ・ヨンの家の敷地ってほんと~~~に広いの!見たらビックリすると思うわよ。そこの半分を使わせてもらうんだけど、家には誰でも入れると困るから(ショーパンになれないでしょ?
チェ・ヨンに怒られるから…)塀で仕切って、門も別に作って、そこからしか入れない様にするつもりよ。
ちょうどチェ・ヨンが典理判書って言うのになったでしょ?王様にこの事話したら、お金を少し寄付してくれたのよ!嬉しくって、王様に飛び付こうとしたら、首根っこチェ・ヨンに掴まれたわ…危ない危ない…。
この時代はね、他の男性にハグもしちゃいけないのよ。ハグどころか手を握るのもNGなの。スキンシップが少なすぎるのよね!そう思わない?
ひと月でだいぶ工事が進んで来たわ!王様が沢山工事業者を呼んでくれたから。ふふ。それなのにね、毎日入れ替わり立ち代わり、迂達赤の面々が手伝いに来てくれるのよ!
力仕事ならお任せ下さいって。休みの日を潰してまで来てくれるから申し訳なくって。お金を渡すわけにもいかないでしょ?だから夕飯を食べて行ってもらってるわ。でも、もうみんな来てくれないかも…
この間ねチュンソクさんとねトクマン君が来てくれて…。ご飯だけじゃあれだから、お酒も出したの。…チェ・ヨンはその日帰れないって言ってたから、ついちょこっとだけお酒に手を出してしまって…。それから3人で大宴会よ…。
王様ゲームして盛り上がってる途中にね、チェ・ヨンが帰って来たの…。チュンソクさんとトクマン君、ご馳走でした!!!って走って逃げたわ。私を置いて…。でも次の日彼に何をされたか…可哀想に…ごめんね。
チェ・ヨンが怒っているのがわかったから先に謝ったの。ごめんなさい、でもお腹の子のために1杯しか飲んでないから大丈夫よって。そしたら彼がね…俺の居ない所で酒を飲むなとあれ程言ったではありませんか、量の問題ではありません、イムジャは酒を飲むと…いやもう良いです。本当にやめて下さいって言われたわ。気になるから、私がお酒飲むとな~に?って聞いたら、照れながら答えてくれたわ。肌が薄っすら紅に染まり、酔うと妖艶になるからそんな姿を他の男の人に見せるのが我慢出来ないんですって。
妖艶だなんて生まれて初めて言われたわ。ふふ。そのまま私を抱き上げて寝室に連れて来てくれたの。もう遅いのでお休みください、お腹の子に障りますからって。んっ?!そういえばこの人夜勤の筈と思って聞いたのよ。そしたら、これから戻りますって。?何しに戻ったの?
イムジャに逢いたくなり少しの間戻りました。虫の知らせとはこの事ですだって。この間の喧嘩から、言葉の大切さが2人とも身にしみてわかったから、それからはちゃんと思ったことは言葉に出すようにしたの。
私はおしゃべりだけど、彼はもともと無口な方なのに、たくさん話してくれるようになったの。声も素敵なのよ。彼の声を聞いてると幸せだなって感じるの。あの顔とこの声でこんな事言ってくれるのよ。こっちが照れちゃうわよね。チェ・ヨンに抱き付いて、もう一度謝ったわ。
宮殿に戻る時、いつものようにハグ&Kiss。毎日してるのよ!高麗では家だけね。行ってらっしゃいと手を振ると、いつものように微笑みながら行って来ますって…お母さん、これが幸せなのね。チェ・ヨンと私に平凡な生き方なんてないだろうけど、家に帰れば平凡な幸せ感じて欲しいの。私はお父さんとお母さんの子供で幸せだわ!また言うわね。産んでくれてありがとう…
またね!
1361年1月 ウンス
ーあなた、学校ですって!壮大な計画ね、この子ったら…
ー無料の学校か…。良いじゃないか!女の子も通わせたいのだろう。昔は男尊女卑だったから…。スジョンのためもあるんだろうな。頭の良い子のようだから。
ーそうですねぇ。ちょっとこの子が羨ましいわ。こんなに素敵な旦那様に出逢えて…
ーおい!俺じゃ不満なのか?平凡過ぎるってか?ははは
ー私の運命の人はあなたですから。ウンスの事がわかって思い残す事もないわ。2人でのんびり過ごしましょうね。あなた。
ーあぁ、そうだな…

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