出逢い…13 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

お父さんお母さん、お元気ですか?

あっ!今日はね、お母さんにだけ聞いてもらいたい事があるの。お父さんはちょっと見ないで!ごめんね。怒らないでってば!


あのね、私達3人目が出来たわ!多分あの日に出来たの…本当に嬉しい!私がチェ・ヨンの子供を3人も産んであげられるなんて…。

お母さん、聞いてもらいたい事ってね…もちろん彼との事なの。
彼は、とても良い家の出だから、私と結婚してても沢山の良家のお嬢様との縁談が来るのよ…。

下はね、14歳から……。何人も側室が居る時代だから仕方ないわよね…でも私は良家の人じゃないから、正妻が来て私が側室になるのかしら…。

チェ・ヨンにね、私に遠慮しなくて良いのよって溢れる涙をこらえて言ったの。きっとそれが彼のためでしょ?お母さん…?胸が痛くなったけど仕方ないのよね…でもチェ・ヨンたら、見たことないような怖い顔して、それから3日も話をしてくれなかった…

寝室は同じなのに、背を向けて寝るのよ。淋しかった…思えばあれが最初で最後の夫婦喧嘩だったのかしら…離れていた時より、近くに居るのに触れてくれないことの方が淋しいのね…。

でもね、子供部屋で私が寝てしまった時、次の日の朝寝室に居たの。チェ・ヨンが運んでくれてたのね…怒っていても優しいのは変わらないのよ。お母さん…。私にはチェ・ヨンの胸しか帰る所がないのに…。他にどこにも行く所がないと、気付かされたわ…。お母さんに逢いたいな…

3日目の日にね、典医寺に急患がきたみたいで呼ばれたから、子供達を預けてテマン君に付いて来てもらって行ったの。その時私、妊娠初期でチェ・ヨンとの事もあって食事もあまり食べられないし、睡眠不足で…。

貧血起こして倒れてしまったの…そしたらチェ・ヨンが慌てて来てくれて、テマン君がこっぴどく怒られてたわ。何も悪くないのに…私が悪いんだから怒らないであげてって言ったら、怒った顔で私を抱き上げチュホン(彼の愛馬よ)の所へ向かおうとしてた。

私、もう我慢出来なくて謝ったんだ…。バカなこと言ってごめんなさいって。あなたが怒ってて私を見たくないだろうから、しばらくどこかに子供達を連れて行こうとしたけど、私にはあなたの所しか帰る場所がなくて…もう、許してって。

そうしたら、チェ・ヨンが泣きそうな顔でぎゅっと抱き締めてくれて…。イムジャに怒っている訳ではありません、あなたにあんな事を言わせた自分が許せぬのです。

ですが、イムジャもイムジャです。俺が他の女人を抱いても平気なのですかって…俺は…イムジャが他の男に触れられただけでも…相手を斬ってしまうかもしれませぬ。

それなのにイムジャだけに、俺が他の女人を抱くからと我慢を強いる男だと思うのですかって…嬉しくって子供みたいに泣いちゃったわ…チェ・ヨンにね、本心を打ち明けたの。会話風に再現するわね。

この時ね、私をかかえたまま、宮殿の中で2人で密会してた場所にチェ・ヨンが連れて来てくれたの…。とても久しぶりで懐かしかったわ。

ーイムジャ、落ち着きましたか?


ーうん。ごめんなさい…本当はね、私だってあなたが他の人と…なんて想像しただけでも絶対に嫌。私のいた世界は、一夫一妻だったし。でも…王様にまで「あの家からしつこくうちの娘をチェ・ヨンの嫁にと、言われているのだがあそこのお嬢さんはどうか。考えてみてくれぬか」なんて言われてたから…王様も二人目がお産まれになったけど、まわりに言われて何人か側室をもたれたでしょ?子供は多いほど家が栄えるって言われて…。だからあなたに、側室が出来ました…。仲良くして下さい…。なんて言われるより自分から言った方が傷が浅いかなと思ったの…。

ーやはりイムジャでしたか。誰かの気配がしたと思っておったのです。あの時の会話を聞いていたのですか?最後まで?

ーううん…聞くのが怖くてあなたの返事までは…

ーはぁ~…ちゃんとお断りしてあります。我が妻以外は女人と思っておらぬので、側室の話は今後一切誰からも聞きませぬ。たとえ王命であろうともお受け居たしかねる…と陛下には強くお断り申し上げました。

ーチェ・ヨン…


ーやはりそそっかしいですね。イムジャは。私が側室など持つ必要がどこにありますか?あなただけ居てくれたらそれで良いと何度言えばわかってくれるのですか?。あなたが俺のことだけを大切に想い、好いてくれている気持ちは誰より良くわかっておるつもりです。あの遠い日、迂達赤の兵舎でイムジャは俺の申し出に笑ってうなづいてくれました。そしてあちらの世へ戻れたのに…全てを捨てて俺の胸へ戻って来てくれたではないですか。俺はイムジャのご両親に武士の誓いをしたのですよ…。哀しませることはせぬと…。俺に死ねと言うのですか?子は確かに可愛い。だがイムジャとの子だから可愛いのです。2人で何が不満だと?

ーチェ・ヨン…本当にごめんなさい。もう二度と自分に嘘はつかないわ。それで…あの…3人目がここに…

ー!イムジャ!そんな大事な時に…。辛い思いをさせてしまって申し訳ない。あなたに信じて貰えぬ男なのかと自分に腹がたっていたのです。また、幸せが増えますね。ありがとう…。この3日間を取り戻しましょう。何かしたい事はないですか?

ーチェ・ヨン…私ね家族で釣りに行きたいわ。

ー良いですね。明日は休みをもらい釣りに参りましょう。

ーふふ、嬉しいわ。あとひとつお願いがあるの…。

ー何でしょうか?

ーこれからも何かあった時は、もちろん怒っても良いの。でもちゃんと私に怒って?黙ってあなたに背を向けられると、本当に辛くなるから…。

チェ・ヨンがね、ギュッてハグしてくれたの。

ーイムジャ…。俺が悪かったのです…。
もう、二度と致しませぬ。

ーチェ・ヨン…

バシッ!?   クッ!


もう少しでKissって所で、叔母様がチェ・ヨンに石を投げたの…。お前達はいくつになっても周りが見えぬのか、場所を考えよって怒られちゃった!いつも良い所で出ていらっしゃるのよ!どこで見てるのかしらね?


あ!そういえば、彼がね紅巾の乱に勝ったのよ!そしてその功績で、典理判書って言うのになったの!大出世ね。典理判書って文官の選任や祭事とか学校などに関することを担当した官庁の最高官職なんですって。文部省の大臣てとこなのかしら?これで更にうちの娘を嫁に…って言われると思うけど、チェ・ヨンを信じてるからもう迷わないわ。

お母さん、聞いてくれてありがとう。
愛してるわ…。

追伸~私ねお金が目標額に到達したの!これからチェ・ヨンを説得してやってみたい事があるの!またその時手紙を書くわね。お父さんに、いじけないでと言っておいて。またね!


                     1360年10月   ウンス


ーごめんね、ウンス…側にいてあげられなくて…。後ねお父さんも読んじゃったわ。許してあげて。あなたの事がとても心配なのよ。

ーウンスや…チェ・ヨンさんは本当に良い旦那じゃないか…。実家など二度と帰ってくるな…お前は結婚したんだからな。

ーお父さん…。







おはようございます

昨夜は大変失礼致しました

慣れぬ事をしたので、何度も失敗を

ごめんなさい

やはりRは書くなと言うことなのでしょう…あ!ちなみに…と言うかもちろん3人目が出来たあの日とはこの日です 

今回は最初で最後の夫婦喧嘩のお話です。
喧嘩…と言うほどでもないけれど、2人にとっては側にいるのに話しをしないと言う初めての経験…。お互いとても辛かった3日間でしたこれを機に、2人はもっとたくさん愛を語りあうようになったのは言うまでもありませんチェ・ヨンもウンスのお陰でだいぶおしゃべりになりました語らう事の大切さも学んだんですね

今日も暑くなりそうです!!
あと二日頑張れば嬉しい三連休で~す
では今日も一日ファイティン












にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村