消えた小さな命…15 | 信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

信義〜♪ 私の中の3巻…(シンイ・二次小説)

シンイの二次小説を書かせて頂いております。
読み終わった後に、心がほんわかあったかくなるような、物語を綴っていきたいです。

あっ⁉︎いたっ⁉︎…くない⁉︎なんで⁉︎
ウンスは回廊から転げ落ちたかと思ったが、その下には徳成府院君が居た…
そしてウンスを抱きとめた…


なんで?こいつがここに?このタイミングで居るわけ?
はっ!?さっきの慶昌君様の毒と関係がある?こいつのせいなの?蛇のような冷たい目をした、体温のない身体…
冷たくて気持ちが悪い…早く下ろしてよ!

ー危ないですよ。

ふふふ、簡単に我が手の内に戻ってまいりましたね…医仙

ー徳成府院君キ・チョル!!

チェ・ヨンの身体はキ・チョルを見つけ怒りに震えている!
キ・チョルの正面に、回廊から飛び降りた。

こいつだけは生かしておかない!今のうちに始末しておかないと、今後王やイムジャにとっても厄となろう…まして幼い慶昌君様を毒殺せしめた!ゆるさんっ!

ーその方を下ろしたらどうだ

イムジャに、そのお前の汚い手で触れるな!早く離せ!

ーお前に用がある!!

チェ・ヨンは何の躊躇いもなく剣を抜き斬りかかる。
どこからともなく千音子が現れ、キ・チョルの前に立ちはだかる…

どけ!この間とは違う!死にたいか?

ウンスは、キ・チョルから下りようと暴れる。

私が捕まってたら彼が闘えない…
早くこいつから離れなきゃ!
あ!やめてよ!笛男!サイコに何すんの!!また私のために血を流すじゃない!
止めなきゃ!

チェ・ヨンの元へ行こうとすると、キ・チョルに止められた…

チェ・ヨンはキ・チョルを睨みつける!
千音子が刀を笛の形の隠し刀の鞘にしまい笛を吹こうとする…

あ!ねえ笛男!やめてよ!それやったらさすがにサイコも危険なんじゃない!
やめてって!

チェ・ヨンは、慶昌君様の血のついた右手を縦横無尽に振りかざし、千音子の音攻を防ぐ。
一旦、千音子に押され引いた時、ウンスの隣に火手引が歩み寄ってくるのが見えた…

イムジャが心配そうに俺を見てくれて居る。
必ずお助けしますゆえ、暫しご辛抱を…
心の中は怒りで熱く燃えて居た。

気を操り、丹田から気を引き出す。だいぶ回復して居るようだ。
雷攻が身体中をめぐる。

千音子は震えた…こやつまだこんな力を残して居たのか…?どこまで強くなる?

チェ・ヨンの一振りに千音子は防御しか出来ず後退する…チェ・ヨンの攻撃を避けた右手が、震え出す…

チェ・ヨンはキ・チョルとウンスしか見ていなかった…

千音子に攻撃を仕掛け、左手の天界の盾をキ・チョルに回し投げた!
イムジャ…この隙に逃げて下さい!


キ・チョルは氷攻で盾をとめ、凍らせ粉々に砕いた!

子供騙しを…片腹痛いわ!お前では、わしには勝てぬ…

ー近衛隊長、チェ・ヨン…慶昌君様はどこだ?

ー本当にどこまで汚いやつなんだ!
ぬけぬけと!!知らないとは言わせぬ!

お前が殺した!許さない!

ウンスは悟った…やっぱりこいつが毒を…

辺りから江華郡守とその私兵達がぞろぞろと現れた…

お前は初めからキ・チョルの犬だったのだな…お前も許さぬ!

ウンスの方に火手引の手がある…いつもの手袋は外されて居る…

チェ・ヨンは兵達に向かい剣を振り回す。
俺に近づくな!!

ーここに、廃位された慶昌君を逃がし、擁立しようとした、王に謀反を働いた罪人がおる。取り押さえよ。

ははは!殺すのはやめておこう…俺のものにならぬか、迂達赤チェ・ヨン…

ー何をしておる!直ちに引っ捕らえよ!

アン・ソンオが私兵に告げた。

ウンスを見ると火手引が手から熱を放っているのが見えた…。

イムジャを殺すとも思えぬが…お怪我をさせる訳には参らぬ…火傷などされては…
ここは一旦引いくしかあるまい…
イムジャ、必ずお守りいたします。
騒がずしばしお待ちを…。

ウンスは肩に熱を感じていた。
XーWOMANね…ごめんなさい、サイコ…
私が人質になちゃったのね?
あなたならこんな奴ら、何人居ても大丈夫だろうに…ほんとにごめん。あなたから離れちゃったから…もう呆れて私の事…守ってくれないかしら?

チェ・ヨンは鬼剣を投げ捕まった。

今はこの守り方しか出来ませぬ。
イムジャを見ると、俺から目をそらした…
もう俺を見ても下さらぬか…?
涙が出そうになるのを必死にこらえる。

サイコ…ごめんなさい…そんなあなたを見たかったわけじゃない…
ウンスは一筋の涙をこぼした…

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おはようございます!

今日は梅雨の晴れ間合格

良い天気ですね。

しかも花金ドキドキ

死語!?(笑)

今日も一日ファイティン音譜




















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