みなさんペンギンは好きですよね?私は嫌いだ!という人に会ったことがありません。それくらいペンギンは愛らしい存在ですよね。
今日は、そのペンギンをなんと全種紹介された本を紹介したいと思います。その名も「ペンギン・ペディア」。以下はその書評です。
アメリカ・ダラスの不動産業者がペンギンに魅せられ、南極、亜南極、南米大陸、ガラパゴス諸島、アフリカ、ニュージーランド……世界各地の棲息(せいそく)地に出かけ、ペンギン全種の撮影に成功した。日本にも、藤原幸一、中村庸夫、両氏ら全種の作品集を出した写真家がおり、写真の出来栄えでいえば、それらの方が上だと評者は感じるが、本書のオリジナリティーはタイトルに示されるように、ペンギン事典的な資料性にも富むところだ。
原著が出版された2011年時点での研究を踏まえ、各種の特徴・行動・生活史について詳しく述べている。論文ごとに多少ある違い(例えば、抱卵日数や遊泳速度など)を表にして示すマニアックさ。おまけに各種ごとの研究論文の文献リストも巻末にあり、そこからペンギン研究の森に分け入ることもできる。
ペンギンの研究状況は今も進歩し続けているんだそうです。今後もっと詳しい調査が行われ、水中でのペンギンの生態なども分かるようになってくるんだとか。
ペンギン好きからするとたまらない一冊になりそうですね!
ペンギン・ペディア [著]デイビッド・サロモン
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013082500011.html
