仲間内の暗黙の合意をこわすような発言をすれば「空気を読め」とたしなめられる。日本社会のそんな特質を初めて「空気」という言葉でとらえたのは評論家・山本七平の『「空気」の研究』だった。
あれから40年近くたって、空気はあいかわらず私たちの社会を支配しているらしい。
大震災や原発問題で迷走する政府。消費増税でなかなか決められない政治。いずれも根本原因はそこにある、と本書は指摘する。
上記のように書評で述べられています。
日本人の空気を読むことに関しての情熱は凄まじい物がありますよね。テレビでも飲み会でも仕事でも、どんな場所でも空気を読むことが優先されている雰囲気があります。
でも、面白いものはその空気からはみ出た型破りなものからしか生まれないのではないでしょうか。この本を読んで、一度空気について考えてみるのもいいかもしれません。
「空気」の構造―日本人はなぜ決められないのか [著]池田信夫
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013081800008.html
