女子プロレスラー木村花さんの訃報を受けて
考えがまとまらないのですが
何か書かないと進めない感じがするので
とにかく書きます。
(センシティブな内容なので苦手な方はここでUターンで)
辛いときは周りに助けを求めよう、
ということが言われますが
死を選ぶ人は
助けを求めるほどの力も残っていません。
ひどいことを言われて
「そんなことない!!」と思える人は
悪口を受け止めるアンテナがないので
何を言われても傷つかないけど(スルーできる)
少しでも
「私って生きてる価値ないのかも、死んだほうがいいのかも・・」
という気持ちがあると
誹謗中傷に対するアンテナを張り始め
投げられた石をまともに食らいはじめてしまいます。
そしてやっぱり私には生きてる価値がないんだ・・と思う。
証拠になるような「言葉」を集めてしまう。
さらに弱っていきます。
その時はもう「たすけて」と言うエネルギーは残ってません。
私は20〜21?くらいの時に死にかけたことがあります。
恋愛で悩んでいたように思いますが
それはきっかけにすぎず
「自分の価値に確信が持てない」というのが根底にありました。
土台がグラグラなので
自分の価値が揺らぐような出来事が起きると
それが一気に致命傷になるんですね。
砂で作った家に雨が降って崩れるみたいな感じ。
テラハも女子プロも見ないので
木村花さんがどのような方なのかは詳しくありません。
でもプロレスラーは自分のすべてをさらけ出す仕事。
客はすぐ手のひらを返すし
ブーイングも浴びるしSNSでの暴言もよく見ます。
やったことない人には想像もつかないような
ものすごく過酷な仕事だと思います。
ひどい言葉を送った人、
「どうぞ叩いてください」
というような番組を作った製作会社、
責めたい気持ちが湧いてくるのが正直なところですが
人間てまー本当にバカなんだろうな・・・とも思う。
できれば人間て本当にすてきだな・・・と思いながら生きていきたいなぁ。
木村さんの人生にも、一瞬でも
「人間てすてきだな」と思えることがあったと信じたいです。
悲しい。
どうぞ安らかに。