小学生が学校で熱中症で亡くなるという、

悲しい事件が起きてしまいました。

 

子どもが亡くなる事件は辛すぎて、いつも見れません。

ですが今回は

親として、学校に勤める者として、

色々考えましたので書いておきます。

 

予想最高気温が35度だったという猛暑日に、

屋外での行事を行った学校の判断について。

 

常識からは逸脱しているように思えます。

学校はなぜ中止の判断ができなかったのでしょうか。

以下、私の経験(公立中学校で8年間勤務)から考えらえる理由です。

 

(あくまで想像なので、実際どうだったかはわかりません)

 

考えられる理由➀ 

 

忙しすぎて

「今日は暑すぎるからやめようか」という話し合いの時間がなかった。

 

信じがたいようですが、よくあります、

話し合う時間がないという状態。

関係の先生方がみんな集まるだけでも大変。

決まっていることを例年通り行う、

これだけでいっぱいいっぱいなのです。

 

やることが多すぎて、変える余力がないのです。

時間的にも、労力的にも。

 

次から次に仕事が押し寄せ、

問題も起こり、

立ち止まる時間がないという雰囲気です。

 

 

考えられる理由② 

 

話し合う時間があったとしても、

権力のある先生が、「やりましょう」と言った。

 

学校は縦社会です。

学校や地域にもよりますが、

上の先生が「やりましょう」と言ったら

「いや、でも・・・」と言うのは難しいかもしれません。

 

提案

学校は思考停止していますので、

ぜひ市や県で条例が作られることを望みます。

「〇度以上の場合、屋外で活動させることは禁止」というように。

 

さきほどうちの子が通っている学校の前を通ったら外で朝顔の観察をしていましたガーン

午前中とは言え、32度・・・予想最高気温は38度。

1年に10日程度の猛暑日に外に出さないのが

そんなに難しいのか、と憤りすら感じます・・・。

 

でも、ルールがないから予定通りに進めてしまうんでしょうね。

なので上からのルール作りが必須です。

 

学校はすぐには変わりません。

学校に期待するのは限度があります。

命にかかわることが後回しにされるのはおかしいのは百も承知ですが、

これが学校の現状です。

 

そして、親ができること。

子の命を守るのは親。

親まで思考停止になってはいけません。

(亡くなられた子の親御さんを責める意図ではないことをご理解ください)

 

この気温で屋外での活動?!と思ったら。

 

連絡帳に書いてください。

「高温注意報が出ていますので、うちの子は外での活動は控えさせたいです。」

書きづらかったら

「体調が悪いので・・・」でOKです。

 

過保護と思われるかも?という心配は置いておき、

楽しみにしていた行事だしまあ大丈夫だろうという甘い考えもすて、

 

子どもの命を守ることを優先しましょう。

命を失ってからでは何もできません。

 

私は寒い日のプール、息子が入るのをやめさせたことがあります。

息子は脂肪が少ないタイプ(つまりガリガリ)で、

少しでも寒いと唇真っ青、ブルブル震えてしまいます。

命に係わるほどではないにしても、

そこまでの思いをしてプールに入らないといけないとは思えません。

寒さってものすごいストレスです。

他の日には入るわけだし。

たとえ甘いと思われても気にしません。

虐待になるよりマシです。

 

親の立場と教員の立場で思うところを書いてみました。

二度と二度とこのような悲しい事件が起きませんように。

ご冥福をお祈りします。