親業の講座で学んだことと感想です!
(講座の内容は著作権の関係で掲載NGだそうなので、
極力私自身が考えたことで構成できればと思います)
今回は「ほめて育てる」のはどうなの?という件について・・・
育児書コーナーに行くと、
「ほめて育てる」
「ほめずに育てる」
どちらのタイトルの本も見つけることができます。
「9ほめて1しかる」という言葉も
何度か耳にしたことがあり、
自己肯定感を育むためには
ほめることは必要なのでは?
という気もします。
しかし、親業で勉強して
ほめると言っても
その内容や伝え方がものすごく重要
ということがわかりました。
講座でほめることのリスクについて
話し合う時間があり、
私はショックすら受けました。。!
ちなみに、
親業後の伝え方(わたしメッセージ*を駆使)はこんな感じです!
◎場面:3歳の長女が夕飯前に全員分のお箸を並べた
Aちゃん、お箸やってくれてありがとう!
ママ他にもやることあったから助かったよ。
おかげですぐ食べられるね。
いわゆる
「あなたメッセージ*」の褒め方と比べてみます。
あなたメッセージ的褒め方の例:
お手伝いできるなんておりこうさんだね。
えらい!さすがお姉さんだね。
ほめるというと、
こんな風に
「(あなたは)おりこうさん」
「(あなたは)えらい」と
「あなた」を主語にして言ってしまいがちです。
むしろ
これ以外の褒め方は知らないという人もいるのではないでしょうか。
(特に私たちの親世代)
親業では、
これを「あなたメッセージ」と呼び
コミュニケーションを妨げる伝え方としています。
講座で挙げられたNGの理由に
私なりの解釈を加えてみました。
➀ほめ言葉がないと動かなくなる(動けなくなる)
ほめ続けるということもできなくはないですが、
そのうち言葉くらいでは動かなくなるかもしれません。
②ほめ言葉に「隠された親の願い」を感じ、反発を感じさせる。
ストレートに伝えていない分、
嫌な感じを与えるリスクがあります。
例えば・・
「Aちゃんはズボンがすごく似合うよ!」
→本当に言いたいことは「スカートよりズボンを穿いてほしい」
「Aちゃんは習字が本当に得意ね!」
→本当に言いたいことは「ずっと書道教室を続けてほしい」
③行動のモチベーションがほめられるかどうかになり、
自分の本当の基準があいまいになる。
私はこれが一番怖い副作用だと思います。
自分の心の声よりも、
親や先生の期待に沿って生活していく・・・
これが長年に及べば、
自分の好きなこともやりたいこともわからず
評価がないと不安になる
自分軸のない大人に育つでしょう。
それは幸せな生き方からはほど遠い姿です。
というわけで、
「ほめる」はこわい。
心からそう思います。
とは言っても、ほめる習慣は沁みついてて、
いきなりゼロにすることは難しいです。
少しずつ減らしていければ良いかなと思います。
ほめたい!と思った時は
「すごいね!」
「えらいね!」
の代わりに
「たすかったよ」
「びっくりしたよ」
「ありがとう」
こんな言葉(表情も大事)で伝えるようにすると
相手も引っかからずにすっと受け取りやすいし、
自分がしたことで喜んでもらえた!
という経験は
何よりの自己肯定感UPにつながると思います。
(実際、息子にどっちの言い方のほうが好き?と聞いたら
圧倒的に後者だと言っていました。笑)
長年にわたって馴染んでいる言い方を変えるのは
一朝一夕にはいきませんが、
少しずつでも
相手のありのままを受け止め
素直に感謝を伝える
そんな言葉選びができればいいなと思います