現在、MRの方も含め、MSLでもプライマリーを担当している方で、オンコロジー希望の方も多いと思います。
転職市場において、オンコロジーは専門性が高いということで評価をされていますが、本当にそうなのかということを考えたいと思います。
たしかに、現在、オンコロジー領域で転職可能なのは、今は経験者に限定されてきている印象を受けます。しかし、経験があれば即戦力として活動できるものの、経験がなくても十分に力を発揮できる学習能力の高い方、適応能力の高い方は多くいると思います。現にそのような方を複数見ています。

また、今プライマリーを担当している方で、プライマリーは専門性が低いのか、ということですが、決してそのようなことはないと思います。私も過去に、プライマリーもオンコロジーも経験したことありますが、担当領域を変える大変さはあるものの、どちらが専門性が高い、低いということは言えないと思います。
プライマリーでも十分にサイエンスレベルを高いことをされている方は大勢います。MRでも同様です。

最近では、希少疾患に舵を切る企業も増えており、希少疾患担当の方が転職するときに、同じ希少疾患を担当できる確率はかなり低く、転職とともに担当領域を変えることが起こると思います。そうなった際に、採用企業側はどういう判断をするのでしょうか。領域経験者は採用できる確率が低いので、ポータブルスキルを持つことが要求されると想定します。
要は、どこの会社に入ったとしても通じるようなスキル、例えばコミュニケーション力、医師主導研究の支援、非臨床研究への対応、アンメットニーズやインサイト収集スキル、英語力(スピーキング)このあたりがあればたとえ疾患領域を変えても通用するのではないかと考えています。

オンコロジー領域に転職されたい方は、オンコロジーだけが今後も活躍できる場であると考えない方が良いような気もします。しばらくは、開発パイプラインがあるのはたしかですが。
市場にはオンコロジー担当のMR、MSLも増えてきていることから、今後価値が下がることもあり得ると思います。
そのようなことからも、希少疾患領域も視野に入れた転職は有りだと思います。むしろそちらのほうが良かったりするのではないでしょうか。