家族が施設で見るべきところ | Haruのセブ⇒NZ⇒オーストラリア生活へwith my asawa and baby

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フィリピン人旦那と娘と息子と私。
セブ島で約2年半ほど暮らし、旦那と当時3歳の娘を連れて2015年6月にニュージーランドへ移住。
2021年7月にオーストラリアへ移住してきました。

こんばんはー気づき

 

 

 

 

 

 

 

オーストラリアの介護施設で働いていて、

ご家族が入居者さんに会いに行った時に、身の周りでチェックしてほしいこと気にしてほしいことを書いてみたいと思います。

 

あくまでも、メルボルンでの、とある施設での、思うところです。

ご参考までに。

 

 

 

 

 

 

元気でやっているか。

施設での生活はどうか。

シャワーはどれくらいの頻度でいっているかとか。ちゃんと食べているかとか。歯ブラシもちゃんとしているかとか。

そういうことを話すのも大事ですよね。

 

他にも確認してほしいことがあります。

 

 

なにかいるものある?と聞いても、入居者ご本人自身が手に取って使うわけではなく、介護士がご本人のために手に取って使うモノも多々あるので本人はよくわかっていないこともあるのです。

 

 

 

 

・シャンプーやコンディショナーがあるかどうか。シャンプー

私が働いている施設では、ボディソープなるものとモイスチャークリームは各部屋にあり提供されるんですが、それのみ。

ご家族がボディソープを各自用意される方もいます。なのでボディソープはもちろん、シャンプー&コンディショナーもちゃんとあるかどうか。まだ量があるかどうかなど。

 

無い場合は、施設のボディソープなるもので髪を洗うことになってしまう。

コンディショナーだけでもあると大分違う。

 

ご家族から支給される場合のオムツが無くなった場合は看護師から家族に連絡がいきますが、シャンプーが少ないですとかの連絡は無いです。

 

 

 

・十分な服があるか。

ご家族がよく訪問される方は服を持っているかたが多いです。

服をほとんど持っておらず、どこからか提供されたものを使っている方もいます。

Tシャツが少ない。ズボンが少ない。パジャマやナイティが少ない。

 

これだけはお願いしたい。ご老人では、身体の一部か硬く上手く動かせなかったり、動かせるんだけど認知症で着脱を抵抗する方も沢山います。

どうかどうか、ストレッチのきく服でお願いしたい。

締め付けないやつね。

特に、パジャマや、ズボン。

 

 

 

 

 

 

 

 

・十分な下着があるか。ビキニ

無い方が多いのなんのって。

きっと、自分の親が下着あるかどうかなんてそこまで気にしないのですよね。でもね、パンツ・ブラ・肌着・靴下が無いわ無いわ。

 

下着足りているか聞いても、そこまで無いのに'あるわ'と答える方もきっといるんだと思います。

 

洗いにももちろん出します。

漏らすとまた洗いに出すんです。

洗いからなかなか返ってこなかったり、なぜか紛失してしまうこともあるんです。

 

介護スタッフはランドリーはしないので、紛失したら行方はそのまま私たちにもわかりません。

ランドリースタッフとチェックはできますが、見つかることも見つからないこともあります。

 

ブラやパンツに穴があいたから捨てて余計に下着の数が少なくなった方もいます。

同じ1つのブラと1つの肌着をいつもいつも使い続けている人もいます。これも洗いに出せなくて困る。

 

靴下も、ゆっるゆるの締め付けないタイプの靴下を好むけど、2セットくらいしかない方もいる。

普通の靴下少なくて、ベッドソックスみたいなふわふわの分厚いソックスばかりの方もいる。靴に足が入らないよ。

 

 

 

 

・よく着る服に穴や切れたゴムがないか

基本穴が空いた服は着せませんが、ボタンが取れているとか、ゴムを引っかかって止める部分が外れていたりとかさ。

自分は前に縫製の仕事してたので、あ〜縫ってあげたいなあと思っても、針も糸もボタンもないと縫ってあげれません。

これも、時間が有れば、の話ですが。

 

 

 

 

・靴やスリッパがキツクないか。ぶかぶかではないか。スニーカー

靴、きつめの履いてないでしょうか。

普通に考えてキツイ靴は履かせたくないし、自分も履きたくないですよね。

 

逆にぶかぶかすぎても転倒リスクが高いので履かせられません。

 

 

 

 

・ルームシューズはかかとがあるか くつ

部屋用スリッパね。かかとまでちゃんとカバーされてるやつじゃないと転倒しちゃうわ。

着脱しやすいマジックテープのものとかが最高。

 

 

 

 

・男性は、電動髭剃りがあるとありがたい。二重丸

男性のみなさん、ヒゲ、剃りますよね。人によって生える量や速さは違えど、老人でももちろんヒゲを剃るんです。

T字の剃刀は施設から配布することができるのですが、電動のものがあると楽で速くて大して痛がることもなくめちゃめちゃありがたい。

 

 

 

 

・ヘアブラシの無い男性の方が多い。クシ

ぼさぼさのまま部屋から出したくないです。

こちらとて水と手ぐしでなんとなく整えますけどね。

 

髪が少ないからいらないとか思ってないか。簡易的なのでいいから、いるわ。

 

そんな入居者さんのため、

どこから見つけたのか、小さいコームを探してきて置いといてくれるスタッフもいる。

 

 

 

 

・小さいタオルor ボディスポンジぽってりフラワー

シャワーで体を洗う時、両手サイズくらいの小さめのタオルを使ったりするんですが、施設で足りてなくて無かったりするのよね。大きいタオルは絶対に施設から出て使ってもらってるけど、小さいタオルやボディスポンジは自分のものを用意する人もまあまあいる。

 

 

 

 

・香水や ボディスプレーや 部屋&トイレの消臭スプレー香水

ハッキリ言って、いります。 なぜかというと、におうからです。

毎日シャワーする方はいいです。別に必要ではないと思います。

でもほとんどの方はシャワーは2日に1回、3日に1回など。

ずっとシャワー入っていなくても臭わない方もいますよ。でもレアです。

 

シャワーするときにも、必ずしも髪を洗うとは限りません。今日は髪は洗わないって方もいるし、ヘアドレッサーがくる曜日だけ頭を洗う(週1)っていう人もいる。

日本だと毎日シャワーなりお風呂なりで全身洗う方が多いかなと思うんやけど、欧米文化だと髪を洗うのは2-3日に1回は普通っぽいしね。ご老人だとオイリーさはなく全身が乾燥しがちだから余計に洗う回数減るだろうし。

 

 

お気に入りのシャツやズボンを2組くらいを交互に着まわしたいからと、洗いから帰ってくるまで数日はまた同じ服を着たがる方もいるんです。

 

ナプキンやおむつも濡らしますよね。

ストマバッグをしている方だと交換時には部屋に臭いがかなり充満するし、廊下の方にまで臭いがいくことも多いです。

 

 

 

 

・ウールの服には気を付けて うずまき

ランドリーエリアでは、この服は乾燥機ダメとかそんな表示は気にせず、ぜーんぶ洗濯機&乾燥機にいれてると思います。

モノによっては、サイズがちーーーーーっちゃくなります。

 

なので、ウールの服は家族が洗うからこのバスケットに入れておいて。ってする方もいますね。

 

 

 

 

・眼鏡はキレイでしょうか メガネ

個人的にちょっときになるのが、入居者さんの眼鏡が汚れていることが多い。見るための眼鏡なのに、これで見えるのかと思う。

私も普段眼鏡かけてるので、汚いとありえないのです。急いでいると満足のいくキレイさにできないときもフツーにあるけどね

普段眼鏡かけてないスタッフだと気づかないこともあるかもしれません。

手は自由に動かせる方だと、メガネ専用のアルコール眼鏡拭きのパックを持っている方もいますね。

 

 

 

 

・看護師のアドバイスを聞いて気づき

なぜなのでしょう。やはり金銭的な問題でしょうか。

看護師から履くタイプのオムツを推奨されても、準備してくれないご家族がちらほらいます。

施設からはパンツタイプのものは提供されていないのです。

 

自分で動ける方で、認知症があるから自分でオムツを引っこ抜いちゃうって方もいるんです。そういう方には履くオムツを推奨されているはずです。

 

ご家族が準備してくれないから、施設からの(履かない&テープ無し)オムツ付けるけど結局外されたとか、結局オムツなしで自分のパンツ履いたりするけど、漏らすこと多々あり。って。

尿だけならまだしもさ、むろん便もでるだろ。 後始末、大変なのよね。

 

 

 

 

・ご自由にお好みでどうぞナイフとフォーク

朝食のポリッジには砂糖・はちみつを好みでいれたり。

ランチには塩や胡椒や醤油を追加するって方もいます。

 

砂糖とはちみつはどの階のキッチンにもあるはずだけど、味が足りないからと自分のを部屋に準備しておいて足す方もいますね。

 

朝食の配膳トレーにスティックシュガーが乗っていなくて、家族が持ってきたのを部屋にキープしている人もいる。

これね、スタッフによっては忘れたり新人だから知らなくてってこともあるのです。

聞かれたら取りに行くこともできるけど、なんせ朝は忙しくて。。私は基本全部チェックしたうえで見落とししてる可能性も考えてスティックシュガーを数個追加で持って配膳しに行くことが多いです。

 

 

 

 

 

最後にちょっと話が変わって、建物の話なんだけど。

私が働いてる施設が建物の作りがちょっとね。日本の施設の中を写真で見たことあるのですが、なんてコンパクトであちこちすぐにいけちゃって動きやすそうな!と思いましたね。ま四角なのよね。

例えば、南にエレベーターとか階段とか受付とかあったとしたら、北東西の3辺は部屋。その中心となる位置の真ん中にドーンとナースステーションやダイニングなるものがある。

 

私の働いている施設では縦に長い四角なのよ。真顔

土地のがその形で建物がそうだから仕方ないけどさ、効率わるーって思う。

だって縦長の端から端まで行くのしんどくない?

真ん中にケアステーションやダイニングあって、一方とその反対側と担当スタッフは違うけどさ、だからと言って担当じゃない方に行かないってことないのよ。ホイストや体重測定するイスを反対側まで取りに行ったりするのよ。

いくらケアステーションが間にあれど、端からだとまあまあ遠い。それを行ったり来たり。そりゃ早歩きになるしさ、足痛めるしさ、疲れるしさ、しんどいしさ。一旦、横になっていいですか

 

 

あ、ついつい愚痴が。

 

 

 

 

 

とりあえず良く気づくところ思うところはこれくらいでしょうか。

 

日本とオーストラリアだとだいぶ違うところもあると思うし、同じオーストラリア内でも施設によって違うだろうけど。

 

 



聖なる休憩の一時… ぼっち

 

 

 

 

それではおやすみなさい~

Masakit ang ulo ko..