ある日のこと。
下校時のお迎えに行ったら長女と先生が話し込んでいた。
“またなんかあったんだろうな”と内心思いつつ見守っていると、先生が事の顛末を話してくれた。
終業式まで、あと1週間ほど。
最後の席替えはいつもと違うやり方にしよう。と普通級の担任が言った。
やり方は
友達と4人グループを作る。そのうち1人は必ず異性を入れること。
これから終業式までの間、その4人の中で毎日席替えをしてもいい。
まずは4人グループを作る作業。
みんな席を立って友達に声をかけに行く。
グループが作り終わり、自分の席に戻る。
長女も自分の席に普通に座っていたが、担任が気になり、声をかけた。
「長女さん、グループできた?」
首を横に振る長女。
どうやらグループが組めなかったけどみんな座ってるから席に戻ったらしい。
結局、お友達が一緒に組んでくれて丸く収まった。
その後、支援級での帰りの会の時、支援級の担任の先生が
「今日はどうでしたか?」
と聞くと、
「楽しかったです。」
どうやらグループが組めなかったことは何とも思ってない様子。
うーん・・・と、先生がなり、話をしていたそうな。
学校は楽しいことばかりじゃなくて大変なことや悲しいこともある。
それに気づくことも勉強だ。
さっきグループを組む前に座って自分から何も言わなかったのは良くなかった。お友達とグループを組めなかった時、どんな気持ちだった?それに気づくことも大切。
と。
以前から周りにあまり執着せず、よく言えばプラス思考。悪く言えば無頓着な長女。
友達がいようがいまいが、1人だろうが何も気にならない様子。
なんか、いろいろ超越しちゃってる。
小学生女子って友達とかグループとか囲いを作りたがる年頃じゃないの!?
これは親として何と声をかけたらいいのか・・・
無理に友達作れってのも違うし、グループ組めなかったのを悲しがれっていうのも違う。
長女の口から友達の名前も出るが、何か関係が薄そう。毎回違う子の名前がでる。グループで仲良くいつも遊ぶって感じではない。
例えて言うならママ友くらいの関係に見える。
長女が人見知りで学校であまり地を出していないのもあるし、周りの人に興味をそこまで持っていない感じがする。
周りからも“嫌いじゃないしどちらかといえば好きだけど、いつも一緒にグループ組みたいほどではない”と思われてそう。
あとは酸素もあるから無意識に対等の立場になっていないというか。守るべき相手になってしまっているというか。
とりあえず、母から長女へは
やることはしっかりやって、出来なかった時は先生に言おうね。と言っておいた。
そろそろ2年生へ向けてのクラス替え。
長女が自ら一緒に遊びたい、もっと仲良くなりたいと思えるような気の合う友達と出会えることを願う。