やっと医療につながることができた。
解熱剤も効いてほっとひと息、とはいかない。
もうひとつ、頻尿という大問題が。
熱が下がってるうちにトイレに行きたい。
ナースコールを押して看護師さんにトイレに連れて行ってもらおう。
そこで驚きの宣告が。
「トイレ遠いんですけど歩けますか?」
(えっ?トイレ遠い?病棟なのに?)
「・・・たぶん歩けます。」
点滴棒にしがみつくように歩き出す私。
えぇ?まだ着かないの?
「ここです。」
と案内されたトイレは病棟の端に位置していた。
病棟は “回” の字のように真ん中にナースステーションがあり、その周りに病室が配置されていた。トイレと私の病室はちょうど対角線に位置して1番遠かったのだ。
なぜ途中にもトイレを作らなかったのかと疑問に思うもしかたない。
用を足してベットに戻った時には息も絶え絶え。
やっぱ無理かも。トイレまでもう歩けない。
すると看護師さんから
「ベットの脇にポータブルトイレ置いておきましょうか?」
とありがたい申し出が。
4人部屋、カーテンで仕切られただけのスペースでトイレ。
普段なら絶対無理である。
が、漏らすよりは断然マシ。
そしてその晩、やはり2度ほど高熱が出た。
さらにトイレも行きたくなった。
もう迷ってらんない。
意を決してポータブルトイレに座る。
(ここは病院。しかたない。私、瀕死。みんな寝てる。)
と自分に言い聞かせながらトイレを使う。
意識は朦朧としてるけどやはり恥ずかしいものは恥ずかしい。
けどそれを上回る高熱の苦しみ。
1回目の熱は解熱剤使えたが、2回目はまだ薬の感覚があいておらず、点滴からは入れられない。座薬なら使えると。
無理。我慢できない。入れてもらったよ、座薬(泣)
こうして初日の晩はほとんど寝れず。
2日目の朝。
土曜日だが、泌尿器科の先生が様子を見に来てくれた。
抗生剤が効いてくるまで3日くらいかかる。
まだしばらく高熱がでるだろう。
上がったり下がったりを繰り返しながらだんだん落ち着いてくる。
早く治すためには口から食事をとることと、動いて代謝をよくすること。
体調が落ち着いたら歩いてください。
ははっ、なんともスパルタな・・・
しかも食事は普通食が出てくる。せめてお粥なら食べられるかもなのに。
しかたないので夫に頼み、着替と共に飲むヨーグルトとウィダーinゼリーを買ってきてもらった。
この日も極寒の寒さと砂漠の暑さが交互に訪れ、その合間に食事とトイレを済ませるだけで1日が終わっていった。
つづく
