リフティングレーザーは通常、超音波と高周波に分類されます。超音波リフティングとしてはウルセラ、シュリンクなどがよく知られており、高周波リフティングとしてはサーマージ、チューンフェイス、オリジオなどがよく知られています(エアジェット、チタニウムのような他の原理のリフティング機器もあります)。

通常、超音波リフティングは筋膜層(SMAS層)と呼ばれる非常に深い部分をターゲットとするリフティングレーザーです。そのため、二重あごや垂れた頬の脂肪など、脂肪のたるみ改善や顔の輪郭を整えるのに良い効果を示します。

高周波リフティングは一般的に真皮層をターゲットとするリフティングレーザーです。全体的な肌の弾力改善に良い効果を示します。

今回紹介するダブロゴールドは超音波リフティングで、ウルセラやシュリンクと同じ原理のリフティング機器で、20〜30代の若い方々に主にお勧めする施術です。

 

ダブロゴールドリフティングの効果

 

ダブロゴールドは、国内の美容レーザー機器メーカーであるハイロニック社の超音波リフティング機器です。従来のダブロリフティングのアップグレード版で、2倍速く同じエネルギーを注入できるため、施術時間が短縮されたという利点があります。

ダブロゴールドはSMAS層の弾力を回復させる超音波リフティングです。

 

 

SMAS層は皮下脂肪層と筋肉層の間にある層で、顔の弾力に非常に重要な役割を果たす部位です。直上の皮下脂肪層の脂肪が流れ落ちないようにしっかりと支える役割をするためです。そのため、SMAS層の弾力が低下すると、脂肪がたるみ始め、マリオネットラインやほうれい線のような深いしわが発生します。

ダブロゴールドは、皮膚表面下3~4.5mm深さのSMAS層に超音波熱エネルギーを注入して皮膚組織を収縮させ、弾力を回復させる原理の施術です。

 

 

麻酔クリームを塗って施術を行いますが、痛みは少なめで、施術後の日常生活にも支障がなく、何よりも施術価格が比較的安いため、気軽に受けられるという点が最大の利点です。

 

ダブロゴールドリフティングの欠点(副作用)
 

ダブロゴールドだけでなく、ほとんどの超音波リフティングは頬のこけなどの脂肪萎縮症状が現れる可能性があります。脂肪萎縮が現れる理由は単純です。脂肪層の下のSMAS層に熱エネルギーを伝達する過程で、強力な熱により脂肪が縮むのです。このような理由から、ダブロゴールドは顔の脂肪が非常に少ない方にはお勧めしません

顔の脂肪が非常に少ない方には、チューンフェイス、スキンアウラ、オリジオなどの高周波施術の方がはるかに安全で良い効果を生み出すことができます。もちろん、顔の脂肪がないからといって高周波がすべて適しているわけではありません。皮膚の厚さやタイプなどによって高周波リフティングも選んで選択する必要があります。

 

ダブロゴールドのもう一つの欠点は、ウルセラと比較すると効果がドラマチックではないという点です。ウルセラと同じ原理の施術ですが、効果的な面では少し不足している感じを受けざるを得ません。そのため、年齢が高い方やたるみが深刻な方にはダブロゴールドをお勧めしません。(効果が弱い分、頬のこけが起こる可能性も遥かに低いです)

 

 

しかし、価格的な面を考慮すると、ダブロゴールドが数倍安いため、コストパフォーマンスの面では非常に優れています。そのため、当院では主に若い方々にお勧めする施術でもあります。

 

リフティングレーザーの種類は本当に非常に多様です。そして、各機器ごとの特性と長所短所が存在します。当院では国内最大規模のリフティングレーザーを保有しています。

多くの機器を保有しているだけに、顔のタイプに応じたリフティング戦略も細分化して、自分の顔に最も適した施術を見つけて進めています。