更新サボっている間にアメリカで起きていたこと② | 直しているつもりだけど壊しているのかもしれない。

直しているつもりだけど壊しているのかもしれない。

ハーレーに乗り始めて15年経ちました。

9/7の記事(元記事

見出し:HD社、二種類の契約を労働組合に提案

HD社の従業員は「契約社員」「季節労働者」と呼ばれる向こう7年間の労働契約をうけるかどうかの投票を行う。正社員から契約社員になることを了承すると、時給30.5ドルから16.8ドルと、ほぼ半減に近い給与ダウンになる。

従業員ならびに労働組合員はこの火曜日に60ページに及ぶHD社からの提案を受け取り、来週13日月曜に受け入れるか否かの投票を行う。

投票結果によってはHD社はウィスコンシンに工場を留めるか、もしくは移管するかの判断を行うことになる。

HD社は二種類の労働契約を提示している。

一個目は引き続き正社員として働くことになる従業員向けで、向こう4年間は一切の昇給がないと言うもの。

二個目は上述の通りの給与ダウンを含む契約社員化でHD社は契約社員をいつでも幾らでも雇用できるし、また、解雇できる。


9/7の記事(元記事

見出し:ウィスコンシン州、HD社にインセンティブを提案

かなり要約しますが、工場を留める為にカンパニーに対し、州が何らかのインセンティブを提案しているとの事です。


9/12の記事(元記事

見出し:HD社の労働者、無昇給契約に合意

投票の結果、55%対45%でHD社の提案に合意することに決定


9/15の記事(元記事

見出し:ハーレーはウィスコンシンに留まる事になった

組合の投票結果をうけて、工場の移転計画は白紙に戻りました。

カンパニーのスポークスウーマンのパット・スィニーの発表によると、ミルウォーキー工場は引き続きパワートレインの生産・供給をし、トマホーク工場も、ウィンドシールドやサドルバックの供給を継続するとの事。

契約の実施後2012年までに正規雇用者はミルウォーキーで700人程度までに、トマホークで75人程度までに減らされる。


9/17の記事(元記事

見出し:ウィスコンシン州、HD社に2500万ドルのインセンティブを提案

9/7の記事の続報になりますが、インセンティブの中身は2500万ドル(約20億円)を税の還付のようで、工場移管を撤回したため、州もこのインセンティブを9年かけて履行するようです。

ちなみに昨年のヨーク工場で同様のリストラ案件があった時に、ペンシルバニア州のヨーク工場から移転しないためのインセンティブとして1540万ドルが提案されていたとの事。