メキシコの免罪符 | 直しているつもりだけど壊しているのかもしれない。

直しているつもりだけど壊しているのかもしれない。

ハーレーに乗り始めて15年経ちました。

7年前~4年前の3年間、住処はテキサスで職場はメキシコ、毎朝毎晩国境を越える生活をしていたのですが、時にメキシコの市警察という厄介な輩に遭遇します。

日本人は相場が高いので交通違反をしていないのに(している場合もありますが)色々と難癖をつけてきて法外な賄賂を要求します。

私もスピード違反で捕まったのですが、その時、見せられたスピードガンは60キロ制限の道で94キロ表示。

公僕に白昼堂々と公衆の面前でカツアゲされてしまいました。(私の友人は最初応じなかったところ銃を突きつけられたそうです)

そんなにスピードは出しておらず、後でメキシコ人の同僚に聞いたところ、その警官は94キロでメモリーしており、誰でも94キロで捕まえているそうです。


そんな悪徳市警に対して過去からクレームが多いようで、外国企業の社員に対し、市が市長の名で免罪符を発行してくれます。(なにせ外国企業は税金を落としてくれるお客さんですから、警察の腐敗が嫌で撤退となったら市としては大損ですので)

下の画像はその免罪符(VIPパスポートです)

残念ながらカツアゲ後に発行してもらい、その後幸いにして使う機会はありませんでしたが、使った人によると効果覿面だったそうです。


数年前に市長が交代した直後、公約していたらしく、悪徳警官は粛清されて一時殆ど目にすることはなくなりましたが、今はどうなんでしょう。


冬眠鉄馬



冬眠鉄馬