キョンシー | ペンギンのマイペースなブログ

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チビの頃まで関西に住み(今でもチビですが・・・)、それから現在までアメリカで育った純日本人。今までの昔話や日々の出来事を更新していきたいと思います。

まだ尼崎の小学生だった頃。

当時、「キョンシー」というTVが流行った。
内容は吸血鬼(?!)に似、がぶり。と首を噛まれると自分もキョンシーになる。というものだった(はず)。

当時友達とキョンシーごっこが流行り、友達とじゃんけんで役柄を決め、

「あたしテンテン役がいい! アップ (←一番かわいい主人公)

「え~?あたし、すいか頭なん~!? ダウン (←ぶーちんの男の子)

「ペンギンのあほ~! (#`ε´#)」
「あほ~って言ったもんが、あほやねんで~! ヽ( )`ε´( )ノ」
「あほって言ったぁ~。 ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 おばちゃんに言ったんねー!」

とかなりキョンシーごっこに対して熱い想いがあった。
そしてキョンシーというものは実在するものだと信じていた。

友達の仲にはキョンシーの衣装やお札を買う子まで出てきた。

そんなキョンシーブームのある夜。

母:「ただいま~。ペンギン。」
わたし:「おかえり~。」
母:「さ、ご飯食べてお風呂はいるでー」
わたし:「うん。」

ご飯終了・・・・


お風呂の中:


母:「・・・・・・」

わたし:「どうしたん?」

母:首を触る。

わたし:「あ・・・首のとこの傷みたいなん、どうしたん?」

母:「いや・・・べつに・・・」


下をうつむく。

わたし:「え・・・?目

母:「いや、気のせいやと思うねんけど・・・キョンシーかなあ・・ドクロ

わたし:「(((( ;°Д°))))叫び

母:「多分、ちゃうと思うよあせる

わたし:「そうやんな!!そんな、キョンシーなんて。そんなわけないよ!うん!」

わたし:「・・・」

母:「・・・」

わたし:「・・・・(じっと首をみつめる)」

・・・・

・・・・

母「・・・はははっあせる


わたし:「・・・はは・・っ汗

わたし:「きっと蚊に刺されたかなんかやろ!」

母:「そうやなぁ!」



母:「・・・ (_ _。)」

お風呂に入ってる間、子供なりに励ますわたし。そして、一生懸命平穏を装っていながらも、落ち込んだ風を演じる母。

この世に子供の頃に自分の母親がキョンシーかもしれないという恐怖を味わったことがあるだろうか。ブラックホールに吸い込まれるかの様に暗闇をさまよう様だ。宿題どころではなくなる(←もとからだが)。頭の中が真っ白になりつつも、母親を一生懸命励ますわたし。「きっと蚊に刺されたんだ。」と自分に言い聞かす。

お風呂上りの母の歯並びを目で追った。



キバはない・・・


ちょっとホッとしたものの、一緒のベッドに寝るのがとても怖い。
でも、そんなことを拒否したら母親が傷つく。
自分だってキョンシーになんかなりたくないだろう。
キョンシーになるのか不安でたまらないだろう。
そこで一緒に寝るのが怖いなど言い出したら可哀相。と思い、

「おやすみ」

と横になったが・・・

次の日目の下にクマが出来ていたのは言うまででもない。