子供達も育った。
下の娘なんて彼氏までできて。


彼と会ったのは、
まだお互いの下の子達が小学3年ランドセル


パパの役目も含めて彼を見てた。


それから何年も
「今年こそ。来年は…一緒になれるかな。」
と夢見て、ひとり親同士の遠恋男性トイレ女性トイレを続け…



6年目を迎える今は、
再婚を考えなくなった。


彼の存在なくしては、
子供達を育てられなかったと思うから、
感謝はしてる。とても。
この年月も後悔しない。


なんだろ。
この状況に慣らされたと言えばそうなのかもしれないし、


子供達が育った今、
家族を形成する意味での再婚は、もはや、ない。



だったら、
ただ彼としてお付き合いする人は居て良いけど、わざわざ遠くに住む人とお付き合いしなくて良いや。そう思う。



遠くにいてでも付き合い続けたのは、
その先に再婚がある。そう思っていたから。


勿論、彼は魅力的な人。


でも、もう、

電車を乗り継いで会いに行くとか、
高速飛ばして会いに行くとか、
休み返上して行き来に時間割くとか、



ないな。


疲れちゃう。


休みには、
家で録画したドラマやノンフィクション見て過ごしたり、マンガ読んだり、家事したりで充分。



「もう少しだよ」
「あとちょっと」
「大丈夫だよ」


彼が私にかけてきた言葉たち。


結局、具体的に見えてこなかったな、
彼との将来が。