今日、
実家から届いた🍎を
ご近所だけど、
なかなか会う事のなかった人に
お裾分けに行った。


この地に移り住んで17年。


その時お会いしたそのおばちゃんに
私の歳も近づいてきた。


ゴミの日、
おじちゃんがせっせと大きなゴミを出しているのは知っていて。


「終活してるの」とおばちゃん。


私のご近所さんは、私の両親とほぼ同世代。


みんな、徐々に小さくなっていく。
持っているものも最小限にして、
身体も軽くなっていく。

最近まで犬の散歩をしていたおじさんが
犬の代わりに杖をついてゆっくり歩いている。


おばちゃんの娘さんは
私と同世代。実家であるおばちゃんの家から一軒隣に住んでる同じく、ご近所さん。


越してきたばかりは、
子供が同い年だったから仲良くしてもらってたけど、うちは息子で向こうは女の子だったから、
高学年に近づく頃には、つながりも消えていた。


実はおばちゃんの娘さんは、
私より数年先に離婚してて。
シングルマザーの先輩だった。


その娘さんが、最近、
彼と同居を始めたと、おばちゃん。



そうだったのか。
話を聞いてる間、鼓動が早まる。


"良いなぁ"


私の心がつぶやく。


私と彼はシングルペアレント同士。
彼は私達の周りの状況に熟考に熟考を重ね、
石橋を叩いて叩いて一向に渡らない。
5年過ぎた今でも再婚には踏み切らない。



娘さんと私は、離婚した時あたりまでは
直接お互い連絡してたけど、
多分、何か知らない壁を作ってしまってたから、
同居の話は直接聞いてなかった。


タイミングをみて入籍もするようで。


今、私の息子と同じ年の女の子は18。
進学、就職はせず、
絵画の道に進み家に居る。
女の子の下に中3の息子さん。


受験生か…
なかなか進学の事だけじゃなく、
難しい年頃だけど、


同居に踏み切ったんだ。


いいな。
タイミングとしてはベストではなさそうだけど、
2人で乗り越えられると思ったから
行動に移したんだよね。


やってみな分からんもんね。


絵に描いた餅。
考えてる通りに行くとも行かないとも
やってみなきゃ分からない。


やってみたいと思ってくれた相手に出逢えた事が、羨ましい。