彼と出逢った頃、
まだ息子も中学生
。

娘も小学生
だったから、

彼は彼氏としてだけじゃなく、
父親としても
だと思っていた私は、

だって実際に彼、
中3を筆頭に
3人の息子をシングルファザーで育ててたから。
だから、
一緒に子育てできると思って、
失った家族を再生できると思って、
再婚に焦った

彼は
「時期が来たら…」

と言いながら、なかなか具体的に再婚に繋がる話をせず、再婚
か別れ
かを迫る私に、


「タイミングが来たら…
僕はしっぽとしか考えてないから」

と答えた。
今思えば、
合わせて5人の子供達、
それぞれの進学
のタイミングで、

子供達が最優先、て思いは彼の中で揺らがなかったからだろうな。
そこからもう5年が過ぎ、
子供達も巣立ちの歳。
なんとなく末っ子達の道も見え始めた今、
彼がやっと、やっと再婚
への話に乗ってくるようになった。

ここまで来たら、
娘のある程度までの方向性が見えてから、
そこから
人生終盤の舵取り
をすれば良いかと思ってる。

今更急いだところで、
私の希望だった一緒にしたかった子育ては、
もう仕上げに入っているから。
結局やりきってしまった。
ひとり親で子育て。
焦ったところで、
何も変わらず。
ここまで来ました。
彼との距離がここまで離れていなかったら、
もっと自然とおっきな家族になれてたかもしれないけど、
距離も離れていて、
ここまで
よくやってきたなぁ