今日、久しぶりに村上春樹さんの文体に触れた。
本屋で見つけた村上春樹さんの文庫本2冊を購入したのです。
まずはこの本「意味がなければスイングはない」
いの一番に読んだのが、ブルース・スプリングティーンのところです。
音楽ファンの私は、彼の曲は若い頃に聞かなかったのです。
おそらく、ロックすぎたのかもしれません。
しかし、つい10年前に私は、彼の詩を読んで音楽よりもそちらに
魅力感じてしまいました。
彼の音楽を村上氏が語った部分は本当にすばらしい、
どれだけ音楽が好きで聞いている人なんだろうって思います。
村上氏は時代背景とアーチストの生い立ち、そして、アメリカの
文化、芸術の歴史を総合的に見て、暖かい目で
ブルース・スプリングティーンさんの事を語っています。
最初は、名もなき歌うたいが大ヒットして、スターになる。
そこまではいいんですが、彼の芸術性は貧しい生活の中から
生み出されたものだから、スターになることの重大性は
そのメッセージをないがしろにして、営利的に扱われて
しまうことなんですね、
ですから、本当に伝えたいことが伝わりにくくなることを
村上氏は語っているのですね。
とにもかくにもブルース・スプリングティーンさんの詩と
パフォーマンスは出るべくして出た、時代のスター。
村上氏がもし、文学でなく音楽の才能が
あったら、きっと音楽家になっていたことでしょう。
