佳子は昼間も宅配でがんばっているのに信彦が散歩の延長からとはいえ


たとえ定年退職後でも我慢がならなかった。


康子の旦那の光雄も営業でくたくたなのに康子がまるで有閑マダム


みたいに昼間からよそのおっさんたちとテニスを理由にぶらぶら


しているのにいらいらしていた。


ある日の午後、佳子は宅配の仕事を休んで


信彦の毎日の行動をCHECKすることにした。


光雄は光雄で康子の行動的な側面に何かが


隠されていないか、休暇をとって妻の康子の行動を


偵察することにした。


市民コートは平日なのに結構人手がある。


光雄はまるで別世界をみているようだった。


光雄はテニスコートをじーと見ている中年婦人のことが気になった。