先日、友達に日本の神様カードをひいてもらったら
「大山咋神(おおやまくいのかみ)」が出ました。
日本の神様はあまり詳しくなく、初めて聞いた神様なのですが、
近くの日吉大社に祀られているとのこと。
日吉大社は紅葉の名所でもあるので、紅葉狩りも兼ねて行ってきました。
日吉大社は、比叡山のふもとにあり、全国にある日吉、日枝、山王神社の総本宮です。
平安京遷都の折には、都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また延暦寺がひらかれてからは天台宗の護法神として、およそ2100年の歴史があります。
私が小学校の頃には、毎年写生をしにきた思い出の場所でもあります。
今日は、京阪電車に乗って行きました。
坂本駅から神社に向かって紅葉が色づく参道を歩いていくと、落ち着いた佇まいの比叡山のお坊さんが住んでいらっしゃる律院などがあります。(春は枝垂れ桜がとてもきれいなです)
大きな鳥居をくぐると、神社の受付(入口)があります。
神社特有の凛として澄み切った空気に包まれました。
受付を少し過ぎたところに、大きな石橋があります。
ここで、写生をしたことをよく憶えています。
確か↑こんな構図だったような・・・
もう少し行くと山王鳥居。
変わった形の鳥居ですが、神仏習合の信仰を表しているそうです。
今日は紅葉狩りの観光客や七五三の家族連れなど賑やかでした。
この神社では、猿が神様のお使いで「神猿(まさる)」と呼ばれ
「魔が去る、何よりも勝る」として、2匹の猿が飼われています。
この鳥居を過ぎたあたりに小屋があり、のんびりのみとりをしていましたよ!
おみくじも普通のおみくじとは別にお猿さんのおみくじがあります。
ずらっと並んだお猿さんから一つを選びます。
このお猿さんの中におみくじが入っているのです。
とってもかわいい☆
お猿さんは鬼門や玄関に置く魔除のお守りになります。
おみくじは、
「のどかな庭の美しい花の咲き匂って
春の盛りの楽しい様に上吉の運に向かいます。
けれど、油断せずに信心して行い正しくいささかも
不義の楽しみに身をあやまたぬ様にせよ」
とのことで、大吉でした♪
この神社には、西本宮と東本宮があり、西本宮の楼門の軒下の4隅には木造のお猿さんが楼門を守ってくれています。
わかるかしら?上から2本目と3本目の間にお猿さんがいます。
西本宮は大己貴神(おおなむちのかみ)が祀られています。
その後、本命の東本宮にお参りに行きました。
こちらは西本宮より人も少なく、落ち着いた雰囲気でした。
大山咋神にお願いをしてきました。
本殿の横には樹下宮本殿があり、こちらの御祭神の鴨玉依姫神と大山咋神はご夫婦だそうです。
こちらにも、お参り。
その後、この神社の始まりの場所とされている金大巖(こがねのおおいわ)へ行きました。
境内から約1km八王子山の中腹に二つのお社があり、その間にある岩が金大巖です。
かなりきつい急坂が続いており、歩いているうちに汗が滴り落ちてきました。
大した距離ではありませんが、かなりいい運動になりました。
でも登ってよかった♪
琵琶湖と街並み、田んぼや畑、とても雄大な景色が広がっていました。
琵琶湖の向こうに見えるのは、近江富士と呼ばれる三上山です。
木と川と山と風と空
そして神聖な空気
とてもリフレッシュして
また新たな力が湧いてきました。
今回ご縁があった大山咋神は比叡山の山の神様だそうです。
今まで全く知らなかったのですが、
子供の頃からずっと見守ってくれていたのかもしれません。