【逃げなのか、卒業なのか？】
わたしのサロンでは「サロン体験&コンサル」というメニューがあります。
有難いことにこちらのメニューは大人気で、北海道内のみならず本州の方も沢山受けに来てくださっております。
わたしは自宅サロンを始めて来年で丸10年。
一人でサロンを運営させてもらい、
お客様と日々繋がることで
感じたこと、学んだこと、気付いたこと、それはそれは数え切れないほど。
その経験をこのメニュー上では全て還元でき、必ずお役に立てると自負を持って施術もご相談も受けております。
皆さまはきっとこのメニューを受ける方は
「サロンをやってみたい人」もしくは「サロンを始めている人」、そして似たような業界の方ばかり…と思って下さっているかもしれません。
しかし、わたしのところへご相談に来てくださる方は中には普通の会社員の方や主婦の方も多くいらっしゃいます
これは本当にありがたいことなのですが、特に会社員の方からのご相談は「今の仕事を辞めたい」や「職場の人間関係がしんどい」などが一番多くあり、
わたしもサロンを始める前の自分をよく振り返るきっかけにもなっている事柄です
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わたしはサロンを始める34歳まで
それはそれは多くの職業（転職）を経験させていただきました。
それは反対を言えば「一つの仕事を長く続けられなかった」ということにもなります
・仕事を変えれば今の自分を変えられるんじゃないだろうか？
・職場を変えれば、今の人間関係も良くなるんじゃないだろうか？
今あの当時を冷静に振り返ってみれば
あの時あれだけの転職を繰り返したのは、ただ単純にわたしは「その場から逃げたい」という自らの気持ちがあったからです
そして繰り返し
沢山「逃げ」ました
結果はどうだったか？といえば、
何も変わりませんでした
変わるどころか悪化した時すらありました
職場を変えても人間関係のいざこざも変わらなければ、仕事の内容もこんなはずじゃなかった…と悔やむ毎日。
あーこんなことなら転職しなきゃよかったと…
そしてまた重ねるように「逃げ」続けてきました。
逃げた数だけ転職した場所も
出会う人も増えていきました。
そこに残ったのはただの「数」です
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30歳の時、転機がありました。
初めて「逃げじゃない」退職を経験した時です
結婚を機に円満退社をした時、わたしは生まれて初めて「仕事をしてきた自分」を褒めることができました
その会社でも入社後、様々なことがありました。
つらく苦しいときも沢山あったけれど
あの時はすぐに辞めようとは思わず、「人間関係も仕事も全て自分で向き合ってやれるだけ改善してみよう
もしここまでやってそれでもダメだと思えたらその時は転職しよう」と
腹を括って就職したんです。
それまでのわたしはもう転職すること＝逃げること に、心底疲れていたんですよね…
ヘトヘトでした。
だからやれるだけやって
自分を自分で褒めれるだけの行動をした時
生まれて初めて逃げじゃない＝卒業という本当の意味を知れたんです。
あの経験はわたしの中でも強烈な体験として記憶に残り
今のサロン運営に繋がることとなります
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そうしたご相談の時に
わたしはよくこのお話をサラッとですが、させてもらっています。
逃げ、ならば「それらは」必ず追いかけてくること
そしてそれはどこに行っても何をしていても付いてくる、ということ。
卒業、ならば「それらは」自分の糧と財産になったということ
次のステップへの道に繋がるはず、ということ
あなたの今の状況を
「自分でどう感じますか？」
良くご質問させてもらう言葉です
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答えを出すのはもちろん自分自身ですが、その答えを出す「冷静さを取り戻す」ためには、他者の話は意外にも効果があります
今なら思えるんです。
わたしは
「転職し続けるわたし」が嫌だったんじゃない
「逃げてばかりいるわたし」が嫌だったんだ、ということ。
感情ばかりに身を任せず
冷静さを味方にして
今の現状をしっかり見つめていけたら
きっと昔のわたしのようにはならないと、そう思いながら
わたしはずっとご相談者さまを応援し続けていきます
共に未来を信じながら。
たかさかみや
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