

リンゴで思い出したことがある



子どもの頃、妹がゴールデンハムスターを飼っていた。
寝ぼけて目をしょぼしょぼしてる様子
まぁるくなって眠る姿
口から溢れるくらい食べ物を頬ばるいやしんぼさ
ひんやり冷たい、少しチクチクする小さな手足
手に抱いた時のもっちりとした重量感
全てが癒やしだった



動物全般苦手な母には嫌がられたが
風呂あがりにハムを抱っこするのが好きで、それは至福の時間だった



そして、ハムと一緒にリンゴを食べるのも好きだった。
リンゴだと頬袋に入れず、その場で食べてくれることが多かったから
『一緒に同じ美味しさを分かち合っている』というささやかな幸福感がそこにはあった



時は移り、今は夫と同じリンゴを味わっている。
気付けば夫、ハムに似てきたようなw