できるだけ予防をしていても、できてしまうことがある褥瘡。
寝たきりの方が多い病棟では、いまだ褥瘡は存在します。
今はマットレスやポジショニングクッションの質が良いので、随分発生率は減っているのではないでしょうか
ですが、うちの病院のように、マットレスは5㎝と薄く、クッションもポジショニング用ではないものを何とかして使っているようなところもあります。
褥瘡を治していくために、
皮膚科医からの外用薬の指示をもらい、
毎日処置をしていきます。
また、ポジショニングを見直したり、
栄養状態を見直したりも大切です。
でも、何より大切なこと
それは、褥瘡の周囲をしっかり洗浄するということです。
また、正しく外用薬を塗布することです。
適切なドレッシングを選択することも大切です。
(ドレッシング材はうちのように取り扱ってない病院もあります)
数週前に生じてしまった褥瘡の患者さん。
週に1回デブリードマンといって、壊死した表面の皮膚を切除しながら
毎日2回洗浄して外用薬も塗布する処置をしていました
ポジショニングも見直したり、褥瘡に良い栄養価の高いセリーを医師も処方してくれたり
クリティカルコロナイゼーションも疑い、抗菌薬も併用していました
それでも全然治癒に向かわず、ポケットも生じて巨大化していったことがあります。
どうしたものかと、、
結果、
ポジショニングの再変更と、洗浄の方法を見直してみました。
周囲も良く洗うこと、
ポケットの中も洗うこと
傷が大きいので500mlほどの微温湯で洗うこと
外用薬はポケットにも充填すること
外用薬の量は傷に対して8割ほどの範囲に厚めに塗ること
(ガーゼを貼った時にちょうど良い量になるような)
すると、
膿が出て悪化していた褥瘡が、
1週間で悪化が止まりました。
次の1週間でポケットが閉じてきました
そうして治癒へ向かっています。
今はきれいな肉芽が90%を占めるほどきれいになっています。
たまたまなのかもしれません。
外用薬も、以前は褥瘡の大きさも確認せずに適当にガーゼに乗せて
当ててしまうナースも多かったんです。
その量が少なくても、多すぎても関係なくそのまま貼っていた
でも、たくさんの量で洗浄することって、やっぱり大切なんだなと思います。
外用薬を必要な量塗布することも。
日々の忙しさに追われてそこまでやってられないと思うかもしれません。
でも、そうして丁寧に洗浄し、丁寧に外用薬を塗布することが、
褥瘡治癒を促進するための一つになっています。
褥瘡が治癒すれば、患者さんにとって良いことなのはもちろん、
私たち看護師にとっても、処置にかける時間を別の業務にあてられます。
同じなら、その時間処置よりも患者さんとのコミュニケーションの時間にしたいですね。
1日も早く治癒に向かうよう、これからも洗浄も外用薬塗布も丁寧にしていきたいと思います。