本来なら、25日から春休みになるので、みんなで北軽井沢へ行くことに、私もシフトを提出してました。

北軽井沢の家を秋に少しリフォームして、すごく使いやすくなって、母のお気に入りだったの。

秋に一度三泊で行って、水を止めて、この春休みに行くのをすごく楽しみにしていたの。

それを知ってるから、父がお骨を持って軽井沢へ行こうって言うけど、なんか、悲しい旅になっちゃいそうで、行けないよ。

母も入院中、五月の連休なら行けるから、春休みはごめんね、行けそうもないわ、って言ってた。


人の手を煩わすことなく、たった10日の入院だったのに、母が亡くなるとき、私たちと一緒にナースも泣いてた。

汚れたパジャマを着替えるのを手伝わせちゃ悪いからと、一人で一時間もかけて着替えたり、夜中だから気の毒でナースコール押せずにトイレ我慢したり、ナースにも先生にもすごく気を使ってた。

個室に移ってからは、ナースや先生がくるたびに、お茶お出ししてって。

やっぱり、なんとかして、母が家に戻ってきてくれるんじゃないかと、衣類を片付けていても、いつでも取り出せるようにしちゃう。

また、来年の冬、お気に入りのこのフワフワの帽子、被るかな、とか無意識に考えちゃう。


母がいない生活にまったく慣れていけない。

もう少しだけでも、一緒にいたかったよ。

夜とか朝とか、一番寂しくなる時間だな。


今晩は娘の部屋に泊まりに来てます。


今日来たお客様もね、父と泣いててね、泣いてるの見ると私も、我慢してたのが一気に崩れちゃうよ(笑)


そんなにみんなを悲しませてさ、母だけ先にいっちゃってズルい…