朝から義父の病院へお見舞いに行きました。
電車を乗り継ぎ、バスに乗り換えたっぷり2時間。なじみのない路線が新鮮でもありますが
これからこうして何回通うことになるんだろうなあ。
抗がん剤治療を始めた義父だったので心配していましたが、思いのほか元気で安心しました。
自分の父親とも2時間も話したことがないのに、義父といろいろな話をしました。
お気に入りの談話室から見る景色は父にどう見えるのでしょう。
『何で急に病気になっちゃったのかあ、この年になって初めて健康のありがたさを
知ったよ』って、悲しそうに言っていたので返事に困りました。こういう時、気の利いた
せりふがいえないのが私です。
『すぐ治るんじゃない?そうしたらまた健康のありがたさを忘れちゃうのかもね』って
言ったら笑っていました。
病院から夫の実家まで歩いて30分。気持ちのいいお天気に合わせて元気な音楽を
選びながら狭山の林の中を歩きました。
満開に美しく咲いている梅に、父が今のまま痛みを感じないでいられるように願いました。