刑法を変えるには、刑法を知らなければ!
ということで、Springではこれまで数回に渡り、刑法勉強会を開催してきました

性暴力について 「 当事者こそが専門家 」 なのはもちろんですが、
「刑法」についてはというと、最初は皆、まったくの素人からスタートします。
Springとご縁のある弁護士の方をミーティングにお招きし、
刑法の基礎から学び、素朴な疑問までディスカッション!
いつも勉強熱心なSpring・・・!!







刑法について学べば学ぶほど、知れば知るほど、
刑法性犯罪改正という道が、どれほど困難な道のりなのかを知るばかりです・・・;
今現在の刑法性犯罪積み残しの課題をザッとおさらいしますと、
★公訴時効の問題
★暴行脅迫要件
★性交同意年齢
★地位関係性
★性交類似行為の範囲
★配偶者間レイプの明文化
このように、大きく6つあるわけですが
ロビイングではときどき、議員さんからこう尋ねられることがあります。
「どうしても変えたい課題はどれですか?」
この中でどれか一つを・・・と聞かれると
答えに迷う場面が何度かありました。
どれもが重要な課題です。
そして実際のケースでは、
一つの被害にそれぞれの要素が複雑に含まれています。
とはいえ「全てを変えよう」として、何も変わらないよりは、
「これ一つ」に焦点を絞って議論を積み上げる必要があります。
全身に効く ツボ を刺激するというイメージですね!

そこで “ Spring 課題投票 ” を実施しました!
各々の経験を踏まえディスカッション。
「どうしてもこれを変えたい」 という、
仲間の声を受け止め、議論し、考えを深めていく…。
みんな冷静に、真剣に、話し合っているのを見て、
知識の面だけでなく、精神的にも強くなった Spring を感じました!
最終的に、現実路線か理想路線かで迷った末、
以下の2つの課題に絞られました!

「どうしても変えたい
」

刑法性犯罪の課題は コレ!!


「これは、いばらの道だー!」と盛り上がるスタッフ・・・(^ ^;)
高く険しい道(壁?)ではありますが、
この2つはいずれも 「当事者団体だからこそ発信できるメッセージ」 であり、
『性暴力の本質』 だと、みんなが納得した答えです。
きっとこの2つ、まさしく全身(性暴力の根絶)に効く
ツボ なのではないでしょうか・・・
Springでは2020年の見直し実現に向けて、
この2つの課題解決を中心に
行政への政策提言やソーシャルアクションを展開して参ります。
2019年に入り、また一段ギアを切り替えた Spring。
性被害当事者の私たちでも
いつか「スイミー」みたいに大きな魚になって
古い価値観を追い出して
ひるの かがやく 光の中を
泳げる日がきますように。
さらに大きく、広く、共に声を上げて参りましょう!
▼お問い合わせ先:一般社団法人Spring事務局
**ーーーーーーーーー*ーーーーーーーーー**
性被害を司法に届け出ても、よくあることで捜査や裁判は難しいことと言われてしまう現状があります。
実態を明らかにし、当事者一人一人の声を届けるロビイングや広報を通じ、問題の解決を目指しています。
活動資金の応援をお願いいたします。
会員募集!寄付金募集! 詳細は、こちらから^ ^
あなたの応援が、私たちの励みになります。
ありがとうございます。