こんにちは。

本職はSANEでもある、代表理事 山本潤です。

イギリスのSARC(性暴力被害者支援医療機関)はthe havens(安息所、避難所)と呼ばれ、ロンドンに3箇所あります。 

韓国やアメリカ、日本の性暴力被害者診察室を目にしたことはありますが、イギリスは初めて。

構造的にはあまり変わりませんが、支援システムがやや異なります。

 

それは、ISVA(性暴力独立アドバイザー)と臨床心理士が所属して、法的・心理的支援も1箇所で完結できることです。 

日本の場合、各都道府県によって運用状況が異なります。

トラウマ治療の専門家がいない地域もあります。 

そのような日本の現状から見れば、コンパクトに1箇所で全ての支援を受けられるHavenはとても優れていると思いました。

 

子どもや若年者に特化したhavensもあるとのことです。 

 

また、the havensのクライアントは被害後1年未満の人です。

1年以上の人はレイプクライシスセンターを利用できるなど、中長期的な支援も行われています。 

 

その人の年齢、性別、背景、被害の経験など様々な状況に合わせて必要なサポートが整備されていることがイギリスのシステムの素晴らしいと考えています。 

 

ブログではとてもご紹介しきれない、イギリスの被害者支援を10月14日(日)の英国視察報告会でお話しします。

近日中にイベント詳細をご案内しますので、ぜひいらしてくださいね。

 

(説明でいただいた資料の一部)

 

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Spring視察報告会

「イギリスに学んだ性暴力被害者中心の司法と支援」

日時…2018年10月14日(日) 13:30~16:30

場所…お茶の水女子大学 共通講義棟2号館 101教室

    東京都文京区大塚2-1-1

         http://www.ocha.ac.jp/access/index.html

          ※当日は、護国寺駅寄りの南門が閉門しています。

          茗荷谷駅寄りの正門をご利用ください。

参加費…500円(英国視察報告冊子代)

お申し込み方法…*9/14にお知らせ

 

「性暴力の現状を何とかしたい」「英国の制度を知りたい」「Springの活動に関心がある」

みなさんのお越しをお待ちしています!

 

 

▼本件に関するお問い合わせ先:一般社団法人Springイベントチーム

event@spring-voice.org

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性被害を司法に届け出ても、よくあることで捜査や裁判は難しいことと言われてしまう現状があります。

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