ワシントンポスト紙の特集記事に、

代表理事:山本潤のインタビューが掲載されました!

3月8日「国際女性デー」に関連した記事です。

「'THE BACKLUSH IS COMING' THE GLOBAL WAVE OF #METOO」

 

 

全文英語のため山本のインタビュー部分を

Spring international team で翻訳いたしました。

 

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#MeTooと#TimesUp 運動はハリウッドから始まったかもしれませんが、全く、そこで終わったわけではありません。

世界中の何百万人もの女性がそのハッシュタグをスローガンとして性暴力やセクハラについて暴露し、権利擁護を訴えるためのつながりを作りだし、抑圧的な法律や権力構造に挑戦しました。

 

多くの女性たちにとって、この運動はソーシャルメディアを超えたものとなりました。

行動し変化をもたらす源になったのです。

3月8日の国際女性デーを記念して、5人のワシントンポストの記者に、女性たちを元気づけ地域社会に真の変化をもたらすために活動している女性を見つけるように依頼しました。

 

(中略)

 

(写真:シホ・フクダ)

 

山本潤、日本 44歳

「私たちは被害者が声をあげられない体制を変える必要がある。」山本

 

彼女は、日本の性犯罪に関する法律に大きな変化をもたらすことに一役買いました。

しかし、彼女の活動はまだ終わったわけではありません。

 

東京発  -日本では、性暴力の被害者が声を上げることは、まれです。

たとえ人々が彼女たちの言葉を信じたとしても、そして信じてもらえることは、大抵、かなり疑わしいと言わざるを得ないのですが、起訴は難しく、刑罰は軽いのです。

しかし、山本潤は訴え続けてきました。

ティーンエイジャーの彼女が苦痛に耐えた性暴力について、そして日本中の女性たちが沈黙のうちに耐えている性暴力について。

 

「私たちは被害者が声をあげられず、守られもしない、そして加害者が罰せられることがない、この体制を変える必要があるのです。そういう体制は性暴力を増やします。」と、性暴力被害者の権利擁護のためにSpringというグループを立ち上げた、山本潤(44歳)は言います。

 

山本は13歳から、彼女の父親からの性被害にあったと言います。

しかし、彼女が21歳のときに両親が別れた時まで、その事について母親に話しませんでした。母親はショックを受け、そしてそのショックの大きさで、山本は、そのことがいかに「考えらない程ひどい」状態なのだと思い知ったのです。父親は、母親から突き付けられた訴えを否定し、山本は父親と疎遠になりました。3年前に、山本は父親が亡くなっていたことを知りました。

 

何年もの間、彼女は彼女に起こったことを自分の胸に秘めていました。それは2010年までのことでした。そして何人かの女性たちが社会に訴えたことに影響されて、彼女は性暴力について集会で話し始めました。

彼女は『13歳、「私」をなくした私~性暴力と生きることのリアル~』という本を出版しました。そして彼女は法改正を要求し始めました。

 

日本の性犯罪に関する法律ができたのは1907年に遡ります。加害者が告訴されるためには、被害者が申告しなくてはなりませんでした。刑罰は軽く、3年間の懲役という軽さで、執行猶予となることが多かったのです。

山本も含め権利擁護を訴える先頭に立った人々の努力のおかげで、日本の国会は昨年夏に法改正をしました。強かんに対する刑罰を最低5年の懲役とし、強かんの定義を拡げました。国会が動いたことで性暴力はもっとメディアの注目を集めました。古くからのタブーは壊れ始めたのです。そして警察は以前よりも取り組みに積極的になりました。

 

「私たちの社会全体がゆっくり進むべき方向に動いて、被害者のサポートも向上してきていると思います。」と、山本は言います。

 

法律は、まだ13歳以上の少女が性行為を強いられても、暴行または脅迫が伴わない事例は強かんと認めません。そして時効は、子供の時に受けた虐待について被害者が後から訴えるためには短すぎます。

山本には、なすべきことがたくさんあります。

(記事:ユキ・オダ 写真:シホ・フクダ)

 

 

 

記事全文の翻訳はこちら(PDF)をご覧くだい。
翻訳:Spring international team
 
 

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