大空に羽ばたき

あなたの近くに舞い降りる鳥。


でも、

飛べない鳥もいます。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-飛べない洋ナシ


これは洋ナシ(ル・レクチェ)


でも、きれいなお店に並び

あなたに選んでもらえる洋ナシではなく


廃棄される洋ナシたちです。


落下してしまったり

収穫後、傷がみつかったもの。


たくさんの量を廃棄するそうです。


ベストなものを食べて欲しいという気持ち

もったいないという気持ち


作り手の皆さまは

いろいろな思いを持っていることでしょう。


何かに利用できないかと考えた

新潟の大学生たちは

ハロウィンのランタンに使うことにしたのだそうです。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-洋ナシ3


「収穫を祝う」ことにも

ピッタリのアイディア。


ハロウィンに復活した

コワイ顔の洋ナシたちは

ちょっとうれしそうにも見えます。


新潟で洋ナシを研究なさっているMさまから

ランタン用の廃棄洋ナシを提供いただいたので

さっそく私の講座でもつくりました(↑写真)


Mさまのお心づかいに感謝しつつ

私はそのままの洋ナシも

部屋に飾っています(↓写真)。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-洋ナシ5

文字通り、木から落ちた

「落ちこぼれ?」の洋ナシ


私の目の奥に浮かんだイメージは

「飛べない鳥」「落ちたヒナ」


でも、作り手であるMさまたちの

暖かい気持ちに包まれて

この子たちはとても幸せそう。


眺めている私の気持ちを

和ませます。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-洋ナシ7

東京の街はもうXmasイルミネーション


洋ナシの入浴剤が目にとまり、

つい買い求めてしまいました。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-洋ナシ入浴剤

Xmasが近づいたら、お風呂で楽しみます。


その頃には、

予約した「つっちー」のル・レクチェが

私の元にも届くはず。。。


8月、葉月より

この草子は綴られず

はや霜月になりました。


いろいろとご心配をおかけいたしましたが

活動を休止していたのではなく、


野菜ソムリエを続けながら、

知識を深め、伝えるスキルを学び


農業のフォーラムにも積極的に参加し

有識者にお会いする機会をつくりました。


自らがすすむべき方向を見定めるべく

時間を費やした結果
見えてきたことは…

私は書くことが好き。

ということでした。


私は書くことで

農業をサポートしたいと考えるようになりました。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-紅葉


ブログのかわりはツイッター


140文字の不思議。


5・7・5


5・7・5・7・7


和楽器のような

和歌のリズムとも違い、


140文字は

書く人により

面白いリズムを刻みます。


たとえれば

ジャズピアノのようなアレンジ。


ツイッターよりブログを書きなよと

いろいろな人に言われてきましたが、


人から生まれる言葉を見るうちに

その怖さもしり

なかなかブログを書くことができませんでした。


(原稿は書いていたのですけどね。)

言葉は人を殺すことさえできる。

急にこの草子を書いたのは

なぜでしょう。。。


お花をいただいたからかもしれません。


銀座で行われた愛知県のイベント。

→くわしくは上原恭子さんのブログ をどうぞ。



去年、愛知県の皆さまには

大田市場でお世話になったのですが、


一年前に少しお会いしただけの私を

職員の皆さまは覚えていてくださいました。


そのなかのお一人が

「8月からブログ止まってますね」

と言葉を添えて

私にお花をくださいました。


思わぬ方が

お心にかけてくださっていたことを

とても嬉しく思いました。


この瞬間に、この人が、この言葉を選んだこと


世の中にある多くの言葉の中から

その相手のための

たったひとつの「ことのは」を選ぶ。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-もみじ

それだけのことが、

大きな原動力となることがわかりました。


私はこのふとした一言で

急にこの菜摘歌を書きたくなったのですから。


ここに足を向けたことは

偶然でなく必然であったようにも思います。


君がため 春の野にいで わか菜摘む

わが衣手に 雪はふりつつ



この歌の「わか菜」に当てはまるものは

わたしにとって「野菜」でもあり

「ことの葉」でもありました。


凍えてしまいそうな雪の中でも

そのひとにとってあたたかな「ことの葉」を

私も摘みたいと思います。


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-愛知の花


季節はめぐり

かならず春は訪れます。


ことの花 咲く。。。


春曙抄に 伊勢を重ねて かさたらぬ

枕はやがて 崩れけるかな (恋衣 与謝野晶子)


夏の疲れがでるからか、

お盆に時期は

なぜかとっても眠くなります。


ほんの少しの時間でも

寄りかかって…

夢を見ます。



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晶子の歌にある春曙抄とは

「春はあけぼの…」で知られる

枕草子の注釈書のこと


枕草子で清少納言は

「見苦しきもの」に昼寝をあげ、


特に髭ボーボーの男性の昼寝姿を

これでもか!と、けなしています。。。


それをあえて昼寝枕につかう。


この歌はとても艶めかしいといわれますが

私は加えて、勝気な女性という印象を

この歌から受けます。


一方、昼寝を優美に書くのは紫式部


昼のうたた寝から目覚めた

同僚の美女 宰相の君の姿に


女性ながら見とれてしまったと

日記に綴っています。


おそらくこれは

源氏物語の「常夏」に登場する姫君

雲居雁のうたた寝のお話につながるのでしょう。


でも…

自分がどんな姿で寝ているかなんて

考えただけでも恐ろしい。。。


昼寝は親しい人以外には、

見られたくないもの。


寝ないですむならそうしたいですが

なぜこうも眠いのでしょう。。。



そういえば…

夏を乗り切る野菜として

ゴボウの名を聞いたことがあります。


ゴボウ問屋さんを取材したときでした。

確かにゴボウは他国で

強壮の薬ともなっていますから…

ゴボウを食べたら夏の昼寝はやむかしら?

(↑あくまでも個人の発想です。)



ゴボウと言えば
清少納言や紫式部が

活躍していた平安時代

日本人はすでに

ゴボウを食べていたと言われています。


夏に食べていたかはわからないのですが、

別の調べ物をしていた時に

お正月の宮中雑煮の中に入っていたとの記述がありました。


私たちは、いまもおせち料理でいただきますよね。



しかし関東地方では、今がまさに

ゴボウが盛んに出荷される旬の時期。


ゴボウだけの競りが行われる市場もあるほど。


お正月のイメージが強いけれど

「夏の食べ物」という表現もうなずけるのです。



実は先日

お世話になっているゴボウ問屋さんに

ゴボウの競りに連れて行ってもらいました。


この方は私と初めて会った時に

6時間ゴボウについて語ってくれたツワモノ。


普段は大型トラックを乗りまわしている

見た目もけっこう怖い人で、


さらに、自転車で車にレースをいどみ骨折したという、

無謀としかいいようがない逸話の多い人物です。


とても可愛がってくださるので

私はアニキと呼んで慕っています。


銀座でアニキのトラックに拾ってもらって

築地→大田市場まで搬入していただくこともしばしば。


私にとってアニキの存在は

相当なカルチャーショックだったのですが


最近、全青連などの八百屋さんの集まりに伺いますと


この人たち…

808じゃなくて、

さらに85を加えちゃってない?

と思うこともしばしば。


そんな男気あふれるひとたちに

慣れてきた自分もいたりしますけれど。。。


今回はそんな彼らの上をいく

ゴボウ親分にもお会いし、

さらなるカルチャーショックを受けてきました。


なんとこのゴボウ親分、

若い時に祭りで大暴れして

由緒ある神輿をバラバラに破壊したそうで…


考え方もぶっ飛んでいらっしゃいます。


とはいえゴボウの競りに参加している
他の皆様もそんな方ばかりにお見受けいたします。


いずれにしても

ゴボウにまつわる人たちの熱血具合、

夏バテとは無縁そうです。。。


そんなわけで、次の草子は

ゴボウのセリに潜入したお話。。。


ビックリしすぎて

夢だった様な気もするけれど


うつし世は夢

夜の夢こそまこと


まことを知るため

今夜はおやすみなさいませ。。。


   ベルおねがいベル


 今日もお読みいただき、

 ありがとうございますドキドキ



    春曙抄から

  アニキに飛ぶとは

  書いた私も想定外音譜

 

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 野菜ソムリエ 霜村春菜口紅


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