月日は百代の過客にして

行きかふ年もまた旅人なり



松尾芭蕉「奥の細道」



彼の旅は千住からはじまります。



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-奥の細道


今は足立市場があるところ。



かつては大きな

やっちゃ場がありました。



いまも「やっちゃ場」という言葉を使う方が

いらっしゃいますが



「やっちゃ場」というのは

青果を取引する市場のことをいいます。


市場の競り人の発する声が

「やっちゃやっちゃ」と聞こえるので

「やっちゃ場」と言われるようになったのだそう。




四季折々の菜摘歌(なつみうた)-やっちゃば南詰め



もともと青物問屋が軒を連ねる場所でしたが、

正式に市場となったのは江戸時代

享保20年(1735年)になります。



享保といえば

天候不順で大飢饉があり、

財政の建て直しが行われていたころ。



松尾芭蕉がここから旅立った

元禄2年(1689年)から

50年弱の月日がすぎた頃となります。



このやっちゃ場は

第二次世界大戦くらいまで



江戸三大市場のひとつとして

江戸っ子の食卓を支えていました。


でも今は

時折、往来があるばかり。



(大学の研究室に

勤めていただけのことはあります?

これでも一応、教員免許持ってます。)




四季折々の菜摘歌(なつみうた)-やっちゃば追想


旧街道沿いのいたるところに

元問屋の看板が掲げられており



当時の繁栄を

今に伝えています。。。




四季折々の菜摘歌(なつみうた)-足立市場の食堂

歴史のお勉強の後は
足立市場の食堂で

まぐろの刺身定食を。



おばちゃんに

「ご飯、全部食べられる?」

と聞かれ、

すぐに首を横に振りました。



他の人に比べて

たしかに小さいお茶碗だけど…

すんごく山盛り目



(カメラを構える雰囲気ではなかったので

写真はナシ。残念)



御飯を半分

お隣さんに食べてもらい



アジのフライを

ひとくちいただきました。



肉厚で

カラッと揚げてあって

すっごくおいしい!!



ご馳走様でしたドキドキ



人や物が自然に集まる場所には

大きな包容力があります。



ペタしてね

今日は朝から曇り空。



少し肌寒く、

時折、雨が降っていました。



雨が降ると

思い出す人がいます。



お忙しい方なので

なかなか

お会い出来ないのですが、



お会いする日は

たいてい雨か曇り。



今日はなぜか…

何度も思い出すので

気になってメールすると



寒い雨にちょうどよい

暖かくなるものを

送ってくださったとのこと。



程なく届いたものは…



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-トウガラシ


赤トウガラシ!?



しかも大量~!!



あの人らしい汗



トウガラシには

万願寺など

辛くない品種もありますが、

こちらはばっちり辛いタイプ。



食欲増進につながりますし

血流をよくするので


確かに暖かくなるかも。



ちなみに

青トウガラシ

夏の季語



赤トウガラシ

秋の季語。




ですからちょっと

秋の気配もいただきました。



いつも気に掛けてくださって

ありがとうございますドキドキ



ますますのご活躍と

そのお話をうかがえることを

楽しみにしております。




ペタしてね

源氏物語の宇治十帖には

薫の君匂宮という

二人の貴公子が登場します。



体から芳香を漂わせている

薫の君



香を焚き染めた衣をまとう

匂宮



自然に放つ「薫る」と

意図的に香りをつける「匂う」



薫る人と匂う人

その香りの元は違うものでした。




四季折々の菜摘歌(なつみうた)-トマトの香水


この香水は

ニナ・リッチの

les Belles de Ricci 1




畑で取れたトマトの香りがすると

評判になった香水です。



たしかによい香りなのですが

わたしはあまり

「トマト」のかおりを感じません。



現在トマトは

自然由来の香料がなく、



この香水につかわれているのは

人工的に合成された

「トマトのようなかおり」なのだそうです。






先日、トマトの機能性に関する

ある企業の取り組みについて

お話を伺ってきました。



その中に

トマトからかおりの成分を取り出す研究

のお話がありました。



抽出したものを見せていただきましたが、

印象としてはトマトの「ある部分」の香り。



加工の過程での廃棄をなくし

トマトを丸ごと利用しようという観点から

すすめられている研究分野です。



また野菜や果物の香りは

医学の分野でも

体によい影響があるのではないかと

研究が進んでいるそうですから、



今後、注目の分野と思います。



さてさて実は写真の香水…



私は普段香水をつけないので

単なる部屋の飾りになってしまっています。



ちょっと、もったいないですよね。



でも…

やっぱり一番好きなのは



ガブッとかじった時の

トマトのかおり。


「匂う」かおりではなく



正真正銘

トマトから「薫る」かおり

私は好きです。



大きいトマトに

かじりつきたくなってきましたクラッカー




ペタしてね