さぁ、鬼やらいをいたしましょう
百敷の 大宮人も ききつぎて
鬼おふほどに 夜は成にけり (新撰六帖 )
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私の家は
季節の行事に関して
ゆるりとしたところもありましたが、
節分だけは小さいころから
必ずやっていました。
大きくなると
「豆まき」は恥ずかしいものですが…
「鬼は外、福は内」
大きな声でと父に言われたものです。
白い息を吐きながら声を出すと、
体はあたたまり
澄んだ良い声となります。
人間、生きていれば
なにか心にたまるものですが、
それを振り払う節目が
必ず訪れているように思います。
私の場合、人からいただく言葉が
きっかけになることが多いでしょうか…。
励ましであったり、
ご自身のお話であったり、
さまざまではありますが、
このタイミングで
このお話をしていただけたことで
変わるきっかけになったりするのです。
そんな言葉を私に贈ってくださった方に
私はこの時期、お豆をお贈りします。
外に追い出す「鬼は外」は、
お手持ちのお豆に。
私の豆は「福は内」
口に入れる「口福」は、
美味しいものがよいでしょう
いろいろ考えてお贈りしたのは
私のイチオシの甘納豆。
金澤にし茶屋街の
甘納豆かわむらさん。
去年、加賀野菜の北形謙太郎さんが
お土産にくださって以来
私が食べたくてしょうがなかったんです
北形さんにお願いして
つないでいただきました。
(今度出る本でも一緒しています)根掘り葉掘り聞きましたら、
かわむらさんのご主人さまは
野菜ソムリエさんなのですって!
そしてカワイイ袋のデザインは
奥様のものだそうです。
すごくかわいいデザインで
包装部としてはコレクションしたくなります
それにしても、
鬼を追い出すのならば
「石」のほうが強そうなのに、
どうして「豆」なのでしょう
旧暦には6月6日ころ「芒種」といって、
種をまく日は別にありますが、
(「芒」とはイネ科の穀類をさす言葉です。)
私は、「豆まき」って
「種をまき、その種から新たな芽がでること」
に関係があるのかなと思っています。
昔は節分が大みそか
新しい年は立春から
新しい気持ちが芽生えるように
お豆をまくのかなって。。。
わか菜的な解釈ですから
正しいかどうかわかりません。
(幻の大豆「大浜だいず」の甘納豆)
そうそう、それから
「立春とは名ばかりで、寒い日が…」
なんてお手紙に書いたりしますけれど
寒いのは当たり前のことなんです。
だって立春は「一番寒い日」
とも言われているんですから。
そんなことを言われたら
身が縮こまってしまうかもしれませんが
ちょっとだけ、見方を変えてください
一番寒いということは…
この日を境に暖かくなるということ。
だから、
春が立ちあがる「立春」
節分の今日は
鬼やらいをして…
節目をつけて
明日の立春、
春が芽を出す日からは
新たな気持ちで
素敵な春をむかえましょう
おねがい
今日もお読みいただき、
ありがとうございます
甘納豆かわむらのリピーター
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野菜ソムリエ 霜村春菜