野ばらの枝は茶色の琥珀や

紫がかった霰石でみがきあげられ、

その実はまっかなルビーでした。

       (宮沢賢治「十力の金剛石」)



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-種なしザクロ1


とても、きれい…キラキラ



農業のコンサルタントをなさっている

農業総合研究所の

及川智正さま

少し前に贈ってくださいました。


こちらはルビーの野バラではなく

とても珍しい種なしザクロの一粒



「種なしザクロの畑を持っているのは、

僕だけです。」



以前、及川さまはそうおっしゃっていました。



「食べてみたい」といったのを

覚えていて下さったのですね目



ありがとうございますアップ

とてもうれしいです音譜



四季折々の菜摘歌(なつみうた)-種なしザクロ2


白い種のようなものは見えますが、

種なしと言うだけあって、

やわらかく気になりません。



そして、

収穫が遅れてしまったとのことですが、



樹の上で熟しただけあって

ジャムのように甘いのです。



愛用の糖度計で計ったら

なんと17.5度!!



リンゴやカキが14度

梨が12度くらいでしょうか…。



驚きの甘さです!!



ケーキ、ジャム、ジュース

とても幅広い用途に

つかえることでしょう。



ザクロはまた、

鬼子母神の果実でもあり

繁栄をもたらす果実といわれています。



かけ軸のように仕立て、

感謝とともに

及川さまのますますのご発展を

お祈りさせていただきますドキドキ


四季折々の菜摘歌(なつみうた)-種なしザクロ3


さて、文頭の宮沢賢治のお話は

「十力の金剛石」をさがす

王子のお話。



十力の金剛石とは、

何のことなのでしょうか?



「十力の金剛石はきょうも来ず
めぐみの宝石はきょうも降らず
十力の宝石の落ちざれば、
光の丘も まっくろのよる」



ルビーでできた野バラは歌い、

金剛石を心待ちにしています。



そして十力の金剛石が降った時…



「十力の金剛石は

野ばらの赤い実の中の

いみじい細胞の一つ一つに

みちわたりました。」



もう、おわかりになりましたよね。



農業に関わっている、私の周りの方は

不思議なことに雨男雨女ばかり…



及川さまも

強力な雨男なんですって。



どうか、日本各地に

恵みの雨を降らせて下さいますように虹



でも、やりすぎ禁止得意げ



   ベルおねがいベル


 今日もお読みいただき、

 ありがとうございますドキドキ


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