私の仕事には
感じ取る力が大切で、
その感覚ををメンテナンスするために、
時間を見つけては
いろいろな美術館に足を運びます
近代絵画の父
ポール・セザンヌ
彼はいろいろな果物を
静物画に描いています。
以前の私は
静物画にあまり興味がなかったのですが、
野菜ソムリエになってからは
長い時間をかけて静物画を
見るようになりました。
この品種は何だろう…
なんて思いながら
そうそう、品種と言えば、
みなさんにお知恵を拝借したいことがあります。
以前バルビゾン派が好きな友人に誘われて
フランスのオルセー美術館にある
ミレーの「晩鐘」を見にいきました。
絵の中でお祈りを捧げている人は
バルビゾンの
ジャガイモ畑に立っています…
このミレーの晩鐘のジャガイモ畑については
私がジャガイモの講義の時に
よく使うネタなんですけれど
実はこの絵のジャガイモの品種が
わからなかったりして~
(ナイショ)
幸い皆様からそんなご質問を受けたことがなく
「そうなんだ!」と感心してくださるのですが。
わたしも実物の絵をみたときは
野菜ソムリエじゃなかったから…
「あっ!ジャガイモの畑なんだ」
としか思わなかったのですよね。
すごく気になっています。。。
お詳しい方、ぜひとも教えてください
さてさてお話を戻して
セザンヌの静物画には洋ナシが登場します。
洋ナシは
収穫してから熟すまでまって(追熟といいます)
適度な柔らかさになり、
品種によっては
芳香が漂う頃にいただきます。
もしかしたらセザンヌは
洋ナシが熟すのを楽しみに待ちながら
静物画を描いたのかもしれませんね。
こんなふうに
作者の果物生活も垣間見えて
静物画鑑賞は
なかなか楽しいものです
野菜ソムリエさんにも
果物を描いていらっしゃる方がいます。
自分で描くことも
とても素敵な楽しみ方ですね。
ところで写真の洋ナシは
それぞれ熟す時期が異なります。
「そろそろ食べられるかな?」
と思いながらカウンターに飾っています。
これもまた、日々の楽しみです
さてさて、明日は
私にとって久しぶりの休日
感覚のメンテナンスにつかいますので
ブログもお休みいたします。
皆さまにとっても
素敵な一日となりますように
おねがい
今日もお読みいただき、
ありがとうございます
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野菜ソムリエ 霜村春菜