NHK講座は日曜日(18日)から始まりました。
本年の「ことはじめ」から
いつものような野菜果物の詳しいお話…
なんて、ちょっと無粋ですので。
今回は
「野菜のお茶会」と題しまして
お菓子の歴史のお話、
そして旬とかかわる茶道のことなど。

お茶会ですので、着物で講義。
気持ちもキリっといたします。
講座の写真を撮っていただくのは初めて
(Nさまありがとうございました。)
皆様には
野菜や果物をいろいろな調理方法でお菓子にしたもの
「干す」 キウイ・イチゴ・アンズ・リンゴ・カラントなど
「揚げる」 野菜チップス&果物チップス
「漬ける」 牛蒡の砂糖漬け
「焼く」 安納芋の焼き芋
これらを召し上がっていただきながら、
お菓子というのは「橘」が起源とされているお話をさせていただきました。
いにしえより伝わるお話…
天皇の命を受け
田道間守は常世の国まで
非時香具菓(ときじくのかぐのこのみ)を求めに行きました。
「日本書紀」より
田道間守は橘をインドのほうから持ち帰ったとされているのです。
「橘は菓子の最上」とも言われていたことから
彼はお菓子の神様として祀られています。
ミカンの起源はインドのほうといわれていますので、
伝説ともいいきれないお話です…。
橘は柑橘類の古い原種。
以前、源氏物語の花散里で書きました。
↓こちら↓
こちらを掘り下げたお話は、
次回の「柑橘類」の講座でお話いたします。
最後は、葩餅(はなびらもち)を召し上がっていただき
お抹茶を振舞わせていただきました。
お茶をたしなまれる方は
絶対できないことも
怒られてしまいますから
受講生のみなさまとだけの ナイショのお話です。