昨日、弟の担当医に挨拶にいった
先生は忙しい中時間を作ってくれて母と二人お礼を言う事ができました
『もしかしたら、あと1年くらい生きてくれるかなと思いました』
先生は最初から最期まで弟を診てくれたんだよね
もうダメかもと何度先生から宣告されたか・・・
そのたびに弟は奇跡の回復を見せて先生を驚かせ
私たちの元に帰ってきた
『じゅんくんから缶コーヒーをおごってもらったことがあるんですよ』
先生はそう話してくれた
『実は私の机の上に置いてあります。飲めませんよ。』
しんみりと先生が話してくれました
缶コーヒーを見るたびに弟を思い出してくれるんだろうな
『本当によく頑張ってくれました。ずっとギリギリのところで生きてました』
先生は弟とともに頑張ってくれました
最期の旅行も先生の『連れて行ってあげてください』の一言で家族は覚悟をして
行けたのです
最期の旅行から9日後に弟は息を引き取ったから
私たちは後悔もなく送り出せました
最後にみんなで過ごせたこと、本当に感謝しています
あの子にもう訪れなかった『明日』が
私たちに訪れることがすばらしいことだと
思います