今まであんまり書いてなかったような気がする
私のお父さん
かなり痛いです
一言で言うと
人生裏目
悪い人ではないのですよ
なんていうか・・・夢見がち
泣き虫で女々しくて乙女
そんな人が親になっちゃったんだから大変
子供がね・・・
大変です
弟の死に目に会えませんでした
ずっとそばにいたのに
たまたま家に一度帰ったその間に
弟は逝ってしまいました
電話ですぐに来てって言ったときにはもう弟は息を引き取る寸前
『お父さん来るから待っててあげてーー』
そう言ってもそれは無理だよね
慌てて病室に着いたときお父さんは泣きながら
『おらぁバカだ~』と言ってました
全員がうなづきました
『信号に一回も引っかからなかったんだよ~なんで間に合わなかったんだよ~』
お父さんはメガネのレンズを片方飛ばしながら泣きました
メガネのレンズはそのままなくしました
先日、弟の携帯に着信がありました
私が持っています
お父さんからだったので出ると
びっくりしてました
かけたのはあなたでしょう?
『どうしたの?お父さん。携帯は私が預かってるって言ったでしょ?』
お父さんは泣きながら
『だって。さみしかったの。ごめんね。ごめ・・』
そういって電話を切りました
そっか・・・そうだよね
大事な息子が先に逝ってしまったのだものね
私は毎日電話をして、出来る限り顔を出してお父さんが寂しくないようにってのは
ムリでも少しでも元気になるといいなと思ってます
お父さんの家にある弟の遺影の横に紙が置いてありました
『じゅんくんと過ごした日々を忘れません。』
弟の最期に間に合わせてあげたかったなと
思いました