私の母 貞ちゃん


毎日のように病院に通っている


まだ道を覚えられない…


昨日は30分で帰れる道を1時間以上かけて帰ったらしい車



今日は



『カムちゃん!私はどこに向かっているのかしら~?』



と電話がきた



ああ…またか…



不思議だ



67歳の不思議ちゃんだ



行きの道は迷わないのに


帰りの道は迷う…



同じ道なのに?



弟は正直



貞ちゃん疲れを起こしている



貞ちゃんは慌てるのが大好き



弟の点滴が終わりそうになると



そりゃもう大慌て



おおはしゃぎ…



弟はぐったりだ



貞ちゃんはよく喋る



そりゃもうよく喋る



人の話は聞いてない



喋らないのは寝てる間だけ



貞ちゃんが病室のソファで横になってスヤスヤ寝ている間は弟は安心して休む



と、思いきや



何かに慌てた貞ちゃんはガバッと起きて弟のベッドの角にアゴをぶつけ


青タンを作った



地味に迷惑な人


悪気はないけど周りを疲れさす



残念ながら



私は兄弟の中でイチバン貞ちゃんに似た



昨日



悪気はないけど


慌ててベッド近くのテーブル蹴飛ばし(ローラー付き)



危うく弟にトドメを刺すとこだった…


看護士さんビックリ
( ; ゜Д゜)



弟は怯える…
((((゜д゜;))))



私はウケる
ヾ(@゜▽゜@)ノ←悪魔



『ごめん!ごめん!危なかったよね~』



『姉ちゃん…似てるよね』



『……貞子の血だね』



『間違いないな…』



私も実は弟を地味に疲れさせているかもしれない


ふと



心配になった