CO2ナルコーシスってなーんだ(笑)
酸素濃度を急激に上昇させて吸入したりするとCO2ナルコーシスになる…
って文章読んでたら出てきてさーCO2ナルコーシスはなんとなくわかってたし、高濃度の酸素投与しちゃいけないっていうのは聞いてたけどさ…
ん?なんじゃ?どういう仕組み?仕組みしりたーい!!
と言うわけで、お勉強シリーズ。
そもそも、CO2ナルコーシスってなに?
急激な高炭酸ガス血症によって『中枢神経』や『呼吸中枢』が抑制され、中枢神経障害や意識障害を生じること。
そのため自発呼吸が困難な状態に陥る。
原因
慢性閉塞性疾患(COPDや気管支喘息)
結核の術後
などの肺疾患による酸素不足
症状
発汗
頭痛(二酸化炭素の血管拡張作用、頭蓋内圧亢進によって生じる)
振戦(企図振戦、羽ばたき振戦)
痙攣
傾眠
自発呼吸の減弱
呼吸性アシドーシス
意識障害
昏睡状態
診断
症状、病歴、動脈血ガス分析、胸郭X線写真などから行う
動脈血ガス分析
PaCO2>80Torr、Ph<7.30
で、本題。
なんで呼吸不全患者に高濃度酸素を投与してはいけないのか?
実は…酸素の投与量を増やしたからCO2ナルコーシスになるのではない!!
は?なんだって?…とチンプンカンプン(笑)
ナルコーシスとは、麻酔って言う意味があります!
CO2ナルコーシスは一般的に肺の酸素不足によって生じるが、例外もある
在宅酸素療法などを行っている場合、呼吸を楽にする目的で不用意に供給酸素濃度を上げると、CO2ナルコーシスを引き起こす。
呼吸中枢は通常、二酸化炭素分圧(CO2分圧)によりコントロールされているが、高いCO2分圧状態が続くと呼吸中枢がそれに慣れてしまい、CO2分圧ではなく酸素分圧(O2分圧)に応じて呼吸がコントロールされるようになる。
この状態の時に高濃度の酸素を投与すると、低酸素血症は改善するが、、O2が充足したと認識した呼吸中枢は呼吸を弱めてしまう。
このため換気機能が低下し、血液中の二酸化炭素濃度が著しく上昇するため、CO2ナルコーシスを引き起こすのである。
…要するに
慢性呼吸不全の患者が、低酸素、高CO2になる。
↓
貯まったCO2が脳の呼吸中枢を刺激し続ける。
↓
本人も息苦しさをずっと感じ続ける
↓
脳が刺激になれてくる
↓
呼吸促進の役目をCO2が果たせなくなる
↓
脳がCO2を目安にするのを止める
↓
酸素が下がったら『呼吸』をするように命令が変わる
こんな状況下での不用意な「高濃度酸素」を投与
するとすると…
『おぉーこんなに酸素があるではないかー!呼吸しなくていいやん!休んでいいじゃん\(^o^)/』
と酸素が充分に足りてるよー状態になっちゃう
↓
呼吸停止
と言うわけで、CO2ナルコーシスの患者には高濃度の酸素投与は禁忌になってます。
2型呼吸不全(肺胞低換気)に対して不用意に高濃度酸素の投与をすると誘発してしまうらしい。
ちなみに…呼吸不全は電解質の異常を伴うことが多く、それによる中枢神経抑制が出現。
だから維持液?ソルデム3Aつかうの?
呼吸性アシドーシス
↓
高カリウム血症を伴う(知覚、運動障害の出現、しびれ感、灼熱感などの異常感覚、筋脱力感、筋痙攣)
↓
この状態が長く続く
↓
尿中にカリウムが排泄
↓
低カリウム血症(無関心、無気力)となる
なんか、酸素って難しいね?
苦しいから酸素!!
じゃダメなんだもんね(笑)
でも低酸素も良くない…
人間ほどほどがいいんだね
なーはSAT低くても酸素要らない(笑)
気合いで上げる←疲れるけど
いつもわがまま言って取ってもらう
だって邪魔だし、鼻渇くし…鼻血でるし…(←切実…笑)
元々鼻炎で鼻粘膜めっちゃ弱いからちょっとの刺激でもすぐに鼻血でちゃうの
調子悪いと血圧が上がるのも敗因
喘息さんに対する酸素投与についてもなんかの論文にも書いてあったけど、忘れた(笑)
また読まなきゃね…難しいから頭痛くなるけどさ。
ってか、こんな単純な事もわからないうちはまだ早いか?(笑)
疑問が泉のように湧いてくる…きりがないんだよね…でも興味深々(笑)
と言うわけで、酸素が必要な人もCO2ナルコーシスには気を付けよう!!
必要もないのに酸素投与するのも辞めよう!!
って事で移動時間の暇つぶし、お勉強シリーズでした
あーなんか違ったら教えて下さい
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