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こんばんわ~音譜


いい塩梅の風待ち~


いかがお過ごしですかはてなマーク





どうしてかは、わからないけれど


近くに、家から出てこなくなった男の子がいました


そうなるすこし前までは、ちょっと交流がありました




誰もいない庭で、彼を見かけることがあって


私は、それまでどおり


にこっと笑い、手をあげました


(↑私の定番です)


(↑誤解をまねくことも~叫び




もちろんというか、当然というか


彼は、不機嫌さ、バリバリで家にはいってしまいます


学校の先生らしき人の姿も


よく見かけるようになりました




庭先の彼と出くわすたびに


定番のあいさつをつづけました




ところで


私のそんなところが、美点らしく評価されたり


決定的に評価されない欠点でもあることを


知っていたりするのですけど


ひきこもっている彼を、大人として


なんとかしようなんて気はなくて


ただ、いつも通り




学校が上がって、彼は外に出られるようになりました


近くのお店でレジのバイトをしはじめました




「あっ、バイトはてなマークやるじゃん」




彼は、はにかんで、無言のまま


私は、定番のあいさつをしました





何度か彼のレジに行ったとき



「かせ~でる~w」



といったら



「オレ、かーさんより、金持ちなんすよ」



と、すっごく華やいだ顔になりました




半年ぐらい過ぎたころ


庭先で、原チャリを磨いている


彼を見かけました




彼のほうから




「これ、オレが買ったバイク」




というので


庭まで入っていきました




「かっこいいじゃん」




といったら


ちょっとバイクの説明をしてくれました




そのうち、彼の庭先には


バイクがずらずらっ~と


たまりはじめました




そんなある時


私は信号のない道を、渡ろうと


キョロキョロしていました



車の往来が、はげしくて


なかなか渡れないどころか


遠くからバイクの集団がきました



’あ~’と、思っていたら


バイクの集団が私の目の前で


いっせいに、とまったではないですか~





はてなマークはてなマークはてなマーク叫び




一番前の男の子が


ニッコリ笑って、手を上げてる



近所の彼でした






そして、震災の時


電気が止まって


携帯の充電ができないから



「車で充電させてください」



と、はにかみながら彼はやってきました




彼の家にも、車はあるはずだけれど


わざわざ来てくれたので


エンジンをかけて




「好きにしてていいよ」




といって、車からはなれました




数日後、震災直後にもかかわらず


どこぞで手に入れたケーキを




「おれー」




といって持ってきてくれましたニコニコ





今日、また彼とすれ違いました



一回り大きいバイクに乗って


フルフェイスのヘルメット




車の私にむかって


にこっと、手をあげました




わたしは、一瞬、誰だかわからなくて


かなり遅れをとった感じになりながら


外に向かって、手をふりました




彼は、それには気づかないまま


走っていきました、とさ







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