毎日、車を運転しています
東京生活が長くなってきた頃
電車にあきて、自転車通勤を試したのですけど
青山近辺のゆるい坂に、まんまとまけた思い出があります
乗り物系譜、というには、おおげさですけど
高校卒業まじかになると、運転免許をとりに
教習所に通うのが、世のスタンダードかと思います
それまで、かもなくふかもなくで、まあまあだったあの頃(←
)
教習所というところは、今まで使ったことのない能力を試されて
はじめての挫折を経験する可能性を秘めた
試練の場になりませんか~![]()
お手洗いで何度も泣いたの~、の話をしたら
ほとんどの人が
そーだよね
といってくれるはずが
そーでなかったショックは![]()
私の深いところで、まだ癒されていません
ところで
昨年のはじめの頃と初夏の頃
軽~く、ぶつけられました
寒い小雨の中、駐車場にとめていたら
隣に入れようとした車が、ポンっとあたりました
仕事がえりのOLさん
忘れられないほど、絶望的な顔
仕事につかれていた&あてた車が、外車
事務的な処理を眺めながら、私は
雨に濡れてどうしようもなく、どんよりした彼女に
傘をさしのべて
どうぞ、お気にせづに
と、言ったような気がします
そして、初夏のころ
銀行にとめようと、そろそろと駐車した時
すーっと走ってきた車がポンと
ぶつかってきました
そのまま、知らんぷりして離れたところに
とめたので、その車まで行って
今、ぶつけましたね![]()
と言ったら、運転席には耳の遠い90歳ちかい
おじいちゃんがいました
ぶつけたことも、わからなかったんですって~
とっても恐縮されて、銀行でいくらでも
お金はおろして、弁償するから
おおごとにはしないでほしい、ということでした
一人ぐらしで、車が使えなくなったら
買い物も、銀行にもこれないということ
いずれにしても、運転はもう無理だと思うから
免許は、もう返してね
と固く約束して、何事もないようにわかれました
寛大とか、やさしいとか、ことなかれ、ではなくて
あの時、心の余裕がなかったような気がします
仕事帰りのOLさんやおじいちゃんに
私が、わぁわぁー正論をぶつけて
自分を完璧に有利にすることは出来たけれど
そんなことをしても、結果にそれほどの差がつくわけではないので
’袖振り合うも多生の縁’程度の出来事に
エネルギーを使うのはやめよう
と、その時思ったように思います
起こってしまったことは、速やかに対処すれば
いいことでもありますし
’心に余裕がないから、かえってぶつからない’
という、かなり変則的な技を
あの時、はじめて体得したようにも思います
つかれて見えたOLさんは、ほんとはハッピーだったかもしれないし
何事もないようにわかれたおじいちゃんは、大きな事故をしてしまうかも
そんな風で良かったかどうかは
どこにも、なんにも残らないけれど
私の中の、とても深いところのなにかは
静かに、穏やかに、癒されたような気がしました
