• 正式名 : 華林山 最上院 慈恩寺 [慈恩寺観音]
  • 所在地 : 埼玉県さいたま市岩槻区慈恩寺139
  • 宗 派 : 天台宗
  • 創 建 : 天長元年 (824年) 慈覚大師(円仁
  • 本 尊 : 千手観世音菩薩
  • 霊 場 : 坂東三十三箇所 第12番
  • 御詠歌 : 「慈恩寺へ 詣る我が身も たのもしや うかぶ夏島を みるにつけても」
  • 特 記 : 玄奘の霊骨塔
  • 参拝日 : 2015.4.12
ここ岩槻は人形の町。前に、不動明王の巡礼で喜多向厄除不動尊(岩槻大師)を訪れたことがあります。
地図で見ると、二つのお寺はかなり近くですが、土地勘がない辺りなので、町並みはほとんど覚えていません。

慈恩寺というと、どうしてもジオン軍を思い出してしまう私。
あと、はるじおん・ひめじぉおんを思い出します。春ですね。
 

三蔵法師(玄奘)ゆかりの長安の大慈恩寺からとった名だそうです。
このお寺にはさらに、三蔵法師の遺骨もあるんだとか。
 

 
日中戦争時の1942年(昭和17年)に南京駐留の土木作業中の日本軍がたまたま玄奘の遺骨の一部を発見し、戦後、日中・台湾で分骨して安置することとしたそうです。
日本では、このお寺に奉安され、1953年(昭和28年)に十三重の霊骨塔「玄奘塔」が落慶。さらに玄奘とゆかりの深い奈良の薬師寺からの要請を受けて、分骨したそうです。
すごいことですね。
たしかに、薬師寺を訪れた時に、華やかな朱塗りの玄奘三蔵伽藍を拝観しました。
 

 

残念ながら、本堂は大改修中で、工事の足組にすっぽり覆われていました。
東京ではもう散ってしまった桜が、まだ残っていました。
山桜でしょうか。

 

 
御朱印をいただいた時に、お寺の案内と「十句観音経」もいただきました。
時々般若心経をいただくことはありますが、十句観音経は初めてです。
 
 
      十句観音経
観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁 仏法僧縁  常楽我浄 朝念観世音 暮念観世音 念々従心起 念々不離心
 
 
ここの絵馬は、孫悟空。西遊記のワンシーンが描かれています。
孫悟空絵馬を見るのは初めて。きっと三蔵法師つながりでしょう

 

その他の詳細は、旅ブログに記しています。

 ⇒ 『出流・蕎麦と座禅と鍾乳洞-1』


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