- 正式名 : 滑河山 龍正院(りゅうしょういん) [滑河(なめがわ)観音]
- 所在地 : 成田市滑川1196
- 宗 派 : 天台宗
- 創 建 : 伝・承和5年(838年)、伝・慈覚大師円仁
- 本 尊 : 十一面観音
- 霊 場 : 坂東三十三箇所第28番札所
- 特 記 : (県指定有形文化財)観音堂、(国の重要文化財)仁王門
- 御詠歌 : 「音に聞く 滑河寺の 朝日ヶ渕 あみ衣にて すくふなりけり」
- 参拝日 : 2015.3.8
城主が利根川支流の朝日ヶ渕で観音像を感得し、ご本尊の胎内へ納めたという由来のお寺。ここの御詠歌にも詠み込まれているそうです。
新勝寺からたどりついた滑河観音は、茅葺の仁王門。
文亀年間(1501年 - 1504年)に再建された八脚四柱造りで、国の重要文化財。
かけられている大きな注連縄は、火災から救われた近隣住民からの奉納とのこと。
その横には、しもふさ七福神の毘沙門天像があります。
温かみが感じられる、趣きがある茅葺の仁王門です。
屋根の形がシュッとしていて、このまま宇宙に飛んでいきそうな気もしますね。
仁王門の中にいたのは、この仁王様。
腕の付け根の太さが大迫力。独特の造りです。
仁王像にしてはスリムで細長い体格でした。
腕の付け根の太さが大迫力。独特の造りです。
仁王像にしてはスリムで細長い体格でした。
観音堂は元禄9年(1696年)に江戸幕府5代将軍徳川綱吉の寄進により再建された県指定有形文化財だそうですが、開いていませんでした。
本堂の木彫りは天女で、天井に描かれているのは迦陵頻伽(がりょうびんがだ)だそう。
本堂内には、左甚五郎が作ったとされる白馬の像があると聞いて、帰りがけに中をのぞいてみましたが、外からは見えませんでした。
本堂内には、左甚五郎が作ったとされる白馬の像があると聞いて、帰りがけに中をのぞいてみましたが、外からは見えませんでした。
成田山新勝寺の大賑わいぶりから打って変った静けさ。
敷地内の寺務所で御朱印をいただいた時に、お寺の方に「次には飯沼さん(=飯沼観音)に行かれるんですか」と尋ねられ、すこしお話をしました。
敷地内の寺務所で御朱印をいただいた時に、お寺の方に「次には飯沼さん(=飯沼観音)に行かれるんですか」と尋ねられ、すこしお話をしました。
旅ブログにも記しています。
⇒ 『下総旅行記-2』
27 円福寺 -- 28 龍正院 -- 29 千葉寺
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