• 正式名 : 大悲山 楠光院 笠森寺(かさもりじ)
  • 所在地 : 千葉県長生郡長南町笠森302
  • 宗 派 : 天台宗 別格大本山
  • 創 建 : (伝)延暦3年(784年)・最澄
  • 本 尊 : 十一面観音  [笠森観音]
  • 霊 場 : 坂東三十三箇所31番
  • 参拝日 : 2014.12.14

 

  
最澄(伝教大師)が楠の霊木で刻んだ十一面観音菩薩を安置し開基されたと伝えられる古刹。
大岩の上にそびえる観音堂(重要文化財)は、「四方懸造」と呼ばれる構造を取っています。
61本の柱で支えられた、日本で唯一の特異な建築様式。
観音堂からは、美しい房総の山々が眼下に眺められますが、房総半島の内陸部にあり、海は見えません。
「参道入り口」と書かれた場所から木立の中に入り、石段を登って行きます。

 


山の上にある笠森寺に着き、真四角の伽藍を眺めます。
上に行くには、相当急な階段を上がって行きます。
 

 


京都の清水の舞台を思い出しますが、形はここが唯一のもの。
変わっていて目が離せません。

 

 

御朱印をお願いしている間に読経をしていたら、お坊さんが書き上げて私がお経を読み終えるのを待っていてくれました。
プロの人に聞かれた~、と、恥ずかしくなりますが、「どちらから起こしに?」「ご苦労さまでございました」と、親切に応対していただきました。

 


四方が見渡せて、見晴らしはとてもいいのですが、残念ながらここは内陸、どんなに目を凝らしても海は見えませんでした。

 

 

時折大きな鐘の音が響いていたので、鐘楼のところへ行ってみます。
参拝を済ませてしまったため、鐘は打たずに眺めるだけにしました。
鐘楼堂に、杖を突いたよぼよぼのおじいさんがやっとのことで登ってきましたが、誰よりも勢いよく大きな音で鐘をついていました。
 

 

来た道とは違う道を通って帰ります。
山全体がこのお寺のもののよう。


詳細は、旅ブログに記しています。
 ⇒ 『遠くて近い房総へ-1』


30 高蔵寺 -- 31 笠森寺 -- 32 清水寺

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