ロープウェイに乗って向かったお寺。遠くまで見渡せます。



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      寺 号■書写山圓教寺【西国三十三所】
      所在地■兵庫県姫路市書写2968
      宗 派■天台宗
      観 音■如意輪観音(摩尼殿安置)
      創 建■康保3年(966年)性空
      霊 場■西国三十三所27番、播磨西国三十三箇所1番
           播州薬師霊場16番、神仏霊場巡拝の道 第75番
      参拝日■2014.5.4
      特 記■別格本山 開山堂、食堂(重要文化財)
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西国三十三所の中で最大規模の寺院で、中世には比叡山、大山(鳥取)とともに天台の三大道場と並び称された巨刹だそうです。



「西の比叡山」と呼ばれるお寺で、比叡山には数日後に行く予定ですが、先にこちらを参拝することになりました。



鐘楼から仁王門までの参道沿いには、西国三十三所の観音像が並んでいます。



西国三十三所観音霊場の札所、摩尼殿を参拝しました。





どこを見ても、とても絵になるお寺です。





お触書のような味のある「落書き禁止」。棒のところには「火の用心」とも書かれています。



重要文化財の食堂(じきどう)は、正面15間、側面4間、入母屋造、本瓦葺き、総2階建ての長く大きな仏堂。
日本の近世以前の仏堂建築。
2階は宝物館になっており、食堂の本尊の僧形文殊像や仏像、絵画などの寺宝が展示されています。撮影禁止の木造狛犬が3体いました。



ここで『ラストサムライ』や『軍師官兵衛』のロケが行われたとのこと。
「ここの廊下を官兵衛と半兵衛が歩いてたよ!」という話し声が聞こえました。



廊下の木は隙間が開いていて、下が見えます。高所恐怖症の人には無理そうです。



裏側には回りこめず、2体しか見られませんでした。
本堂裏にある奥の院の開山堂(重要文化財)。宝形造で江戸時代初期、寛文年間の建立です。



屋根の下には小さな力士像が見えますが、軒下に三躯、「伝 左甚五郎作の力士像」とされています。四方のうち一人は、重さに耐えかねて逃げ出してしまったそうです。



大仏もいました。樽風呂に入って「いい湯だな~」とほっこりしている大仏に見えます。




敷地内をゆっくり歩いて2時間くらい満喫。
見どころ充分のお寺。

迫力があり、凛とした空気が張り詰め、時が止まったような静けさに満ちていました。
広々とした敷地のすばらしい名刹でした。

       ● 書写山圓教寺の手水舎

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