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      寺 号■筑波山 大御堂(おおみどう)
      所在地■茨城県つくば市筑波748-2
      宗 派■真言宗豊山派
      霊 場■坂東三十三箇所第25番札所
      本 尊■十一面千手観音
      創 建■延暦年間(782年 - 806年)
      開 基■徳一、その後空海が入山
      参拝日■2014.4.19
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大御堂とは、堂々とした名前ですね。
この寺号はありそうで、ここだけのようです。

筑波が鬼門に当たるため、江戸幕府はここを祈願所と定め、お寺は栄えたそうですが、明治の廃仏毀釈で筑波神社のみ残され、伽藍は破壊されて廃寺となりました。
その後昭和5年に大御堂が再建され、今に至ります。
東京都文京区大塚にある真言宗豊山派大本山護国寺の別院です。



筑波山神社から筑波山大御堂へと向かいます。私たち以外には人がいない、静かな境内。
観音様を拝観し、般若心経を読経し、参拝を済ませて、さあ、ではご朱印を頂こうと、寺務所へ向かいます。
ただ、扉は閉まっていました。
「昼休み」という看板が、下がっていました。

ハッとして、時計を見ます。
12時3分。わ~~、なんてこと!!
昼休みがあるお寺があるということを、すっかり忘れていました。
般若心経は、後でもよかったのに~。
無心で読んでいるうちに、事務所の扉は静かに閉まったのでしょう。
13時までは、扉は再び開きません。こうなったらもう、待つしかないのです。

ただ、私たちが乗りたいバスは、7、8分くらい歩いたところにあるバス停に、13時10分にやってきます!
こ、これは間に合うかしら・・・?
青い顔をして、お互い目を見合わせます。
交通の便が悪い上に、次の目的地にはバスを乗り継いでいくため、これを逃すと次のお寺にたどり着けるか、わからなくなってしまいます。
うわーん、どうしましょう。

(初めから注意して、神社より先にお寺からお詣りするんだった)(まずご朱印を頂いてから、じっくり参拝するんだった)
いろいろと後悔が頭をよぎりますが、もはやどうしようもありません。
「いったん落ち着こう、自分たちもお昼にしよう」と、門前の食堂に入りました。



食事後、少し早めにお寺に戻って寺務所の前で待っていると、気がついてもらい、5分くらい前に扉を開けてもらえました。
ゾンビのような悲壮な顔をして待っていたのかしら。
なにはともあれ、ありがたかったです。
バスにも無事に間に合いました。



午年参拝記念の散華と一緒に、花の絵葉書をいただきました。
写真を寄贈した方のお名前が、袋に刷られていました。