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     社 号■富士山本宮浅間大社
     鎮座地■静岡県富士宮市宮町1-1
     主 神■木花之佐久夜毘売命
     創 建■(伝)第11代垂仁天皇3年
     本 殿■浅間造
     特 記■奥宮:富士山頂上
     参拝日■2014-04-06
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ここは駿河国の一ノ宮。初めての参拝です。
御神体は、富士山(神体山)です。おそらく日本一大きい御神体。



風格がある長い参道の両側には、桜が咲いていて、きれいです。
5月に流鏑馬が行われる、桜の馬場なんだそうです。
狛犬もビッグでした。
すでに参拝している両親に頼まれて、預かった御朱印帳に御朱印を頂きます。





境内で、なにもしていないのに突然シャッターが「カシャカシャ」と連続写真を撮影しました。
(わわ、なに?)と驚く私に、「神様パワーじゃない?」とアッコさん。
超自然現象ね!



拝殿上には色つきの狛犬がいます。上から見下ろしているため、脚の肉球が見えましてん。
なぜ足の裏だけ、真っ白なの?見えやすいからいいけど。
初めて眺めた狛犬の肉球に、テンションが上がりました!



富士山の麓近辺には、山からの湧き水がたくさん流れています。
この神社の湧玉池からも、雪解け水がこんこんと湧き出ていました。
底まで見える、澄んだ池。
かつての富士山登山者は、この池で禊ぎをしてから山に入ったそうです。





特別天然記念物に指定されている霊水ですが、飲んでいいとのこと。
もちろん、いただいてきました。
江戸時代の頃に富士山に降り、ゆっくり地中を通る間にミネラルを存分に含んだ水です。
まろやかでくせのない、自然のおいしさでした。

池のそばの桜の横で、写真撮影をしている晴れ着の女性がいました。
「成人式かな?」「この時期に?」
「じゃあお見合い写真かな?」「外で?」
わかりませんでしたが、桜も着物もきれいで、(やっぱり日本のもの同士で絵になるわ~)とうっとりしました。



車に戻ると、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきました。
おや、と思っているうちに、パラパラと音を立てて雨が降ってきました。
その中を、私はここの絵馬を求めに、ふたたび参道を通って本殿へと向かいます。
富士山が描かれた日本らしいもので、家に持ち帰りたくなったのです。



社務所へ着いたときには、雨というよりヒョウが降っていました。
さっき野点が行われていた場所は、あっという間に片付けられており、巫女さんが拝殿の軒下で立ち尽くしていました。
参拝客も、みんな雨宿りをしていましたが、私は絵馬を抱えてふたたび車へと走りました。



春雷はほどなくしてやみました。
境内を出るときに、それまで雲に隠れて見えなかった富士山が、姿を現していました。
大きくてびっくり。普段見ているものとはぜんぜん違う、臨場感たっぷりのワイドサイズ。
この神社は、山の女神コノハナノサクヤヒメをお祀りしているので、参拝をした私たちに姿を見せてくれたのかもしれません。
女性の守り神、女神様~!私たちにパワーをくださーい!

     ● 富士山本宮浅間大社の狛犬