東急菊名駅から坂をどんどんまっすぐに上って行った、突き当りのようなところにある神社。
昔、新横浜へと向かう道を間違えてたどり着いた場所です。
辺りを見回す小高い丘の上に鎮座しています。



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     社 号■篠原八幡神社
     鎮座地■横浜市港北区篠原町2735
     主 神■應神天皇(誉田別命)
     創 建■建久三年(鎌倉時代)
     参拝日■2014.3.29
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社務所も拝殿も立派。
平成3年に建てられた、創建八百年祭の大きな石碑がありました。
訪れた時はもう日が翳り初めた夕方でした。

ここにも、飯島吉六狛犬がいます。

    -【狛犬ノート】----------------------------

      タイプ■尾流れ
      建立年■天保10亥年(1839)正月吉日
      奉 納■各氏子村15名
      目 的■本社拝殿再建
      石 工■鶴見橋 飯嶋吉六
      保存状態■良
      撮影日■2014.03.23
    
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吉六の狛犬は、概して子連れが多いもの。
この一対も、二頭とも仔犬と一緒にいます。
首にはゆるく注連縄がかけられています。

          

同じアングルから見ると気がつきますが、阿吽にじゃれ付く仔犬がほぼ同じポーズ。
対照的なようで、そうではないため、「え?」と思います。

          

前から見ても後ろから見ても、豊かで充実した尾。
全く同じデザインではなく、よく見るとほんの少し違いがあるのが、職人のこだわりでしょう。

          

片方には背骨らしきものも見えます。
尾の盛り上がりも、やはり少し違っています。

          

まだ暗くはなっていませんでしたが、うっそうとした鎮守の森に囲まれた神社は、ほかよりも採光が少ないもの。
もっと日中に参拝しないと、くっきりとしたいい狛犬画像は撮れないなあと思いました。



境内社は稲荷社。うつむいてシャイな感じのお狐さんです。



帰りの道すがら、桜並木の向こうに横浜プリンスホテルが大きく見えました。

     ● 篠原八幡神社の手水舎