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      寺 号■海光山 長谷寺
      所在地■神奈川県鎌倉市大町3-1-22
      宗 派■浄土宗単立
      霊 場■坂東三十三観音札所4番
      御本尊■十一面観世音菩薩
      開 基■藤原房前 736年(天平8年)
      参拝日■2014.4.12
      特 記■北条政子の墓と伝わる供養塔
      御詠歌■長谷寺へ まいりて沖を ながむれば 由比のみぎはに 立つは白波
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鎌倉駅から長谷寺まで歩いていきました。
これまで、長谷寺までは江ノ電やバスなどを使い、歩いたことがありませんでしたが、安養院から道沿いにまっすぐ行った突き当りにあるため、巡礼者は歩く人が多いと聞いたからです。
まっすぐの道で迷うこともなく着きました。



長谷寺は、外国人姿の多さが印象的。
このお寺は、どの時期に行ってもきれいな花が咲いているし、全てがきれいに整えられていて、たしかに外国人には人気がありそう。
今はミツバツツジの季節でした。
着物姿の女性もおり、『細雪』のようでした。



坂東午年観音御開帳期ということで、お手綱が用意されていました。
高台になっているため、七里ガ浜と由比ガ浜が見渡せます。
「あの向こうの山を越えて、こっちにやってきたんだねー」と言いながら見ると、あらためてよく歩いたなあという気持ちになります。
長谷寺は、いい雰囲気でのんびり。




「かきがら稲荷」とは初めて聞く稲荷社名。
721年(養老5年)、徳道によって彫られ、行基によって海に流された長谷寺の十一面観音像は、体に付いた「かきがら」(牡蠣殻)により、三浦半島の長井浦に流れ着いたとされています。
この「かきがら稲荷」は、観音さまのお導きがあるようにと祀られたもので、観音様についていたとされる牡蠣殻が祀られているそうです。
お稲荷さんなのに変わった由来ですね。



「弁天窟」
お気に入りの日本一の木魚を眺めてから(撮影不可)、アジサイの頃には激混みで入れなかった弁天窟に入ってみました。
洞窟の中を、身をかがめながら進みます。
「トルコのカッパドキアみたい」というのが連れとの共通意見。
小さな弁天様が数え切れないくらい奉納されていて見がいがあったし、楽しかったです。



絵馬も、さまざまな言葉で願いが書かれていました。
見るともなく見ていたら、
「かんけんにうかりますように」というものを見つけました。
かんけんって、漢字検定のことですよね?
漢検受けるのに全部ひらがなって・・・それで神頼みね、納得・・・
  
     長谷寺(鎌倉)の邪鬼 
     長谷寺(鎌倉)弁天窟の宇賀神

     ● 春のうららの江ノ島・鎌倉-2(この時の旅行記)